草間彌生による、絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に構成された展覧会が、この秋開館の草間彌生美術館で開催されています。

今回最新作として発表された「わが永遠の魂」は、2009年に着手され、現在も描き続けられている大型の絵画シリーズ。ダイナミックに抽象と具象を自在に行き来する本作は、これまでのスタイルや要素が混在する、作家の集大成といえます。本展では、シリーズ530点を超える作品から、作家選りすぐりの16点が紹介されています。さらに2階展示室では、「わが永遠の魂」の先駆けとなるモノクロドローイングのシリーズ「愛はとこしえ」27 点が、壁面をぐるりと埋め尽くします。

そのほかにも、本展のために制作された最新インスタレーション作品と、新作のかぼちゃ立体作品が展示されるなど、全体を通して作家の最新作を堪能できる展覧会に。ぜひ、会場で草間彌生の世界を体感してみてはいかがでしょうか。