DATE: 2019.07.29

〈群馬県立近代美術館〉で「長島有里枝 × 竹村京『まえ と いま』」を開催

2019年9月1日(日)まで、〈群馬県立近代美術館〉で企画展「長島有里枝 × 竹村京『まえ と いま』」を開催。2人の作家の“過去と現在”を軸に、「家族」「時間」「記憶」など2人の共通のテーマに焦点を当てた作品を展示。

〈群馬県立近代美術館〉では現在、長島有里枝と竹村京の2人の作家による企画展「長島有里枝 × 竹村京『まえ と いま』」を開催しています。

社会における家族や女性のあり方を問う作品を発表し続け、2001年には「第26回木村伊兵衛写真賞」を受賞した長島有里枝。現在は写真のみならず、文章の執筆や映像、立体作品の制作など、さまざまなジャンルで活躍しています。群馬県高崎市出身の母方の祖父母を持ち、幼少期から年に数回高崎を訪れていた長島は、これまで大好きな祖母が撮った古い花の写真をモチーフにした作品を多数発表。本展では過去作だけでなく、祖父母の遺品を使った新作も披露します。家族それぞれが生きた時間と自らの現在を繋ぐ、ストーリー性のある作品に注目です。

一方、竹村京は2000年にドイツ・ベルリンに留学し、2006年にはシドニー・ビエンナーレに出品するなど世界を舞台に活動してきた注目のアーティスト。2015年に帰国し、現在は高崎に居を構えています。写真やドローイングの上に刺繍をした布を重ねることで、失われたものの存在やその記憶を捉えた作品を発表している竹村。長島同様、家族をテーマにした作品も多く、今回の企画展では東京の実家の取り壊しと両親の高崎への移住をトピックに、東京と高崎、過去と現在をオーバーラップさせ、群馬で生み出された最新の絹糸も用いながら記憶や時間をテーマにした作品を展示します。

また、2019年8月4日(日)には竹村が写真や壊れたものをアート作品へと変えるワークショップを、8月18日(日)には長島が日光写真を制作するワークショップを開催。小学生〜大人を対象としているので、親子での参加もおすすめです。この夏は高崎の地で、第一線で活躍する同世代の2人の作家の作品を堪能してみてはいかがでしょうか。

長島有里枝 × 竹村京『まえ と いま』

住所:〒370-1293 高崎市綿貫町992-1群馬の森公園内
TEL:027-346-5560
会場:群馬県立近代美術館 展示室1
開催日:開催中〜2019年9月1日(日)
開催時間:9:30〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(8月12日は開館)
料金:一般610円 大・高生300円 中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方(介護者1名含む)無料

■「あなたの大事な、壊れてしまったものについて」
講師:竹村京
会場:群馬県立近代美術館2階 アトリエ
開催日:2019年8月4日(日)
開催時間:13:00~16:00
対象:小学4年生~一般
定員:20名
料金:無料
申込方法:電話、Eメール、FAXのいずれかで申し込み(詳しくはイベント詳細を参照)
※先着順

■「拾ったもの、大切なものを日光写真に撮ろう」
講師:長島有里枝
会場:群馬県立近代美術館2階 アトリエ
開催日:2019年8月18日(日)
開催時間:13:00~16:00
対象:小学生~一般(小学3年生以下は保護者同伴)
定員:20名
料金:無料
申込方法:電話、Eメール、FAXのいずれかで申し込み(詳しくはイベント詳細を参照)
※先着順

公式サイト
Fasuメンバーズ(無料)に登録しませんか?

家族みんなで楽しめる情報満載のメルマガをお届けするほか、プレゼントや会員限定のイベント・ワークショップにご応募いただけます。

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】