DATE 2020.07.28

Vol.4 子どもの才能について

コロナやこの時期の長雨で外出できない休日に訪れる我が家の「レゴ無限地獄」。現在3歳の三男による、このレゴを永遠に組み立てろという命令。なぜかこの命令時に訪れる強烈な眠気。半分意識を失いながら、レゴを組み立てます。女の子の家では「おままごと無限地獄」なのでしょうか。お察しします。

子どもは子どもで大変な2020年、毎日コロナの話題で気持ちが塞ぎ込んでしまうこともあるのではないのでしょうか。いつも通りに過ごしているようだけれど、先の見えない不安で気がつかない内にストレスを溜め込んでいるかもしれません。こんな時はとにかくリラックスすることが大切。ストレスは万病の元です。僕も家で出来るリラックス総動員って感じで過ごしています。ぬるいお湯で半身浴をしたり、ストレッチをしたり、キャンドルを焚いたり、美味しいものをウーバーしたり、お酒を飲んだり、映画を見たりして泣いたり笑ったり。

静かな緊張状態がずっと続いているわけですから、意識的に適度に「緩める」ことが大事なのかなと思います。みなさんも、ぜひリラックス!

さてさて、前置きが長くなりましたが、今回は子どもの才能について書いてみたいと思います。

 

20年この仕事をしてきてたくさんの才能ある方に出会いました。その中でも特に「すごい!」と思える二人の方がいます。その道のエキスパートですからその世界では超一流です。

お二人には共通点があります。

「笑い声が大きい」

「人に優しい」

「会うと元気をもらえる」

「仕事に厳しい」

「好きな事を仕事にしている」

「好奇心旺盛」

「自分を信じている」

などなどありますが、1番の共通点は「めちゃくちゃ考えている」ということです。人の何倍も考えていて、「考え抜く」ことが染み付いています。これが出来そうでなかなか出来ない。一見、天才的なひらめきだけで生きていそうですが、人よりも日常的に良く考えて努力しているからこそひらめくことができるのだと思います。でも好きなことでなければ、続けることは難しくなります。

 

「好きなことをみつける」。

 

これが才能を開花させる第一歩なのかなと考えています。人によって早く見つかる人もいれば、大人になって見つかる人もいます。

子どもたちを見ていて「何が好きなのか」ということを考えています。我が家の子どもたちは間違いなく勉強は好きでは無さそうです(笑)。でも好きなことが一つくらいあるものです。長男は絵を描くことが好きで、これだけは続いています。将来アートで生活して行くことはとても大変な道でしょう。しかし、大変な道かも知れないけれど、アートの世界の現実を直視して勉強することで「自分らしさと世の中が求める事」を融合させられたらチャンスはあると思います。好きなことで生きていくために必要な要素を追求することが、才能を磨くということだと思います。なんて、書くのは簡単ですが、行うのは実に大変な事です。

 

僕自身は何の経験も無くゼロからお店をスタートしました。ものすごく無謀! そのために数え切れないほどの失敗を重ねましたが、常に「絶対にお店を軌道にのせる!」という根拠なき自信に溢れていました。そのはじめの根拠なき自信はどこからきたのか。今思えばその自信は「母」が与えてくくれたものだったと思います。母は常に僕を常に励まし応援してくれていました。振り返ると若さゆえ生意気で鼻っ柱だけ強かったのは恥ずかしい限りですが、なにかを始める時に自分を強く信じられるかどうかは重要な事だと思います。

親として子どもに「自分を肯定する気持ち」を持ってもらうことが、才能を応援する第一歩になるのかなと思います。こんな風に考えて、子どもの成長を見つめていけたらなんて考えています。

 

もうすぐ長く感じた梅雨があけて、短い夏がやってきます。


 

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】