DATE 2020.10.28

新時代の家族のワードローブ計画:vol.1 メンズ編

この秋、家族は何を着る? 父、母、子ども。それぞれのおしゃれ計画を、ジャーナリストほかクリエイター&編集部スタッフにリサーチ。とっておきの1枚で、新しい時代と季節を心豊かに。まずはおしゃれメンズの秋のお買い物事情を公開!

01. 【小笠原拓郎/ファッションジャーナリスト、「繊研新聞社」編集委員】

Q. この秋、購入したファッションアイテムを教えてください

 

メゾン・マルジェラ」のツイードケープ
ケープのようなジャケットのような、袖のドレープがお気に入り。2020/21年の秋冬は、久しぶりにツイードが注目のシーズンでもあるので。

ドリス・ヴァン・ノッテンのジャケット、パンツ

ジャケットはレパード柄、パンツはストレートシルエットの英国調のチェックと、ロンドンっぽい雰囲気が気に入っています。

トーガのスカーフ

コーディネートに合わせて、「トーガ」の刺繍入りのスカーフも購入済みです。

Q. いま注目しているショップやブランドはありますか?

 「ヴァレンティノ」と「メゾン・マルジェラ」。この2つのブランドは、メンズ、ウィメンズともに作っているプロダクトのクオリティーが高いです。クラシックの解体再構築、オートクチュールの現代的解釈といったものを感じることができます。日本ではやはり「コムデギャルソン」の川久保玲でしょうか。今でもまだ新しい美しさを必死に探しています。彼女が経営と新しい売り場の在り方の両立を目指している、「ドーバーストリートマーケット」も面白いですね。

 

Q. 次に狙っているアイテムはありますか?

サイ」のパンツ。ネイビーストライプのパンツは、シルエットのせいか古着のような雰囲気を持っています。これに合わせる落ち着いた色の「VANS」のスニーカーを探しています。

02. 【染谷真太郎/「Shinzone」クリエイティブディレクター】

Q. この秋、購入したファッションアイテムを教えてください

 

・「UNFIL(アンフィル)」のワッフルニット

「アンフィル」のデザイナー・藤原さんの引き算のあるデザインながらアメカジ好きな、勘所を見事に抑えた大人のカジュアルが好きで、毎シーズン何かしら購入しています。今シーズンはワッフルニットを購入。往年のリバースのようなデザインが秀逸です。

 

・「THE SHINZONE MENS」のブラックデニム
「THE SHINZONE MENS」のブラックデニムはもはやユニフォームのように着ています。何にでも合うシルエットで、手前味噌ですが気に入っています(笑)。

Q. いま注目しているショップやブランドはありますか?

常に古着がインスピレーション源なので、可愛い古着をいつも探しています。好きなヴィンテージショップは、表参道のサンタモニカ」、高円寺の「ミリタリアです。

 

Q. 次に狙っているアイテムはありますか?

今欲しいのは、スーツ。コロナでお出かけする機会が減っていますが、やっぱりジャケットを着ると気持ちがアガります。ネクタイはしないけど、ニットを着てスニーカーでカジュアルダウンして着たいです。

03. 【遠山晃司/イラストレーター/グラフィック・デザイナー】

Q. この秋、購入したファッションアイテムを教えてください

SANDINISTA(サンディニスタ)」の「ミリタリーポケッタブルロングコート」
ミリタリー系のファッションが大好きなので、オリーブカラーやシルエットの格好良さ、コート丈の長さ、何よりも小さく収納できる点が気に入り購入しました。キャンプや釣りなどによく出かけるので、アウトドアシーンでの活躍はもちろん街ではデニムとシャツなどにサラッと羽織って、シンプルなスタイリングを楽しみたいです。

Q. いま注目しているショップやブランドはありますか?

「サンディニスタ」は、毎日着られる僕のデイリー・スタンダード的存在。好きな音楽をチョイスするような感覚で洋服を手にする事ができ、大好きなブランドの一つです。

 

Q. 次に狙っているアイテムはありますか?

「サンディニスタ」の「M-90 フィールドダウンコート」。今回紹介したコートと比べるとダウン素材なのでより暖かく、冬にスタイリッシュに着こなせそう。今冬ぜひ購入したいアイテムです。

04. 【相場正一郎/レストランオーナー、シェフ】

Q. この秋、購入したファッションアイテムを教えてください

 

・「SUNSPEL(サンスペル)」のボーダーのカットソー(ネイビー/ホワイト)
最近愛用しているのが、「サンスペル」の無地のカットソー(ブラック・ネイビー・チャコール)。肌触りが抜群に良く、着心地最高です。この秋追加したボーダーのカットソーは、デザインはヴィンテージのような雰囲気で、素材はもちろん上質。見た目も着心地の良さも大満足の1枚です。

・ヴィンテージの軍モノパンツ

ヴィンテージショップでは、軍モノのパンツも購入。この秋は久しぶりにボーダーや軍モノのアイテムを購入しました。

Q. いま注目しているショップやブランドはありますか?

アパレル・アウトドア・ブランドの「アンドワンダー」が、「ミヤシタパーク」の中にオープンしたので今度行ってみたいです。

 

Q. 次に狙っているアイテムはありますか?

ファッションアイテムではないですが、僕が長年乗っている旧式の車「ディフェンダー110」の新型がリリースされたので、乗り換えを検討中です。

05. 【Y.O/Fasu Webディレクター】

Q. この秋、購入したファッションアイテム

・「ニューバランス」の「M1300」
「ニューバランス」のスニーカーは、「M576」や「M1700」を履いてきましたが、私にはこの「M1300」がずば抜けて履き心地が良いです。子どもを抱っこしてると足に疲れがきますが、疲れににくくお出かけの際に重宝してます。コーディネートを選ばないのもこのスニーカーの魅力の一つ。この秋は、くるぶし丈のデニムにリブソックスをあわせて、カジュアルに楽しむつもりです。

Q. いま注目しているショップやブランド

Tシャツブランドで知られる「TANGTANG(タンタン)」。もともとTシャツを愛用してましたが、2020/21年の秋冬から、スウェットやパーカーなども展開されるようになったので注目しています。ルームウェアとしても重宝しそう。

 

Q. 次に狙っているアイテム

「フェン・チェン・ワン」と「コンバース」のコラボスニーカー。いま持っているスニーカーが定番アイテムばかりになってきたので、遊びのあるアイテムが欲しい。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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