DATE 2017.12.01

01 安藤忠雄が語る、子どもの感受性をくすぐる建築10選

第一線で活躍し続ける建築家・安藤忠雄がオススメする、子どもの感受性をくすぐる建築10選を2回にわたりご紹介します。

01.「大仙陵古墳」Daisenryo Kofun

大阪府にある前方後円墳で、墳丘の全長486m と日本最大のサイズを誇る。一般的には「仁徳天皇陵」とも呼ばれ、築造されたのは5 世紀半ばとされる。人間の通常の目線からは考えられない大きさと形状を、なぜ古代人は求めたのだろうかと、想像力を掻き立てられる。

02.「パンテオン」Pantheon

128年にハドリアヌス帝がローマに再建した神殿。高さ43.2mのドームの頂点ある「オクルス」と呼ばれる天窓から鮮烈な光が差し込む。均整の取れた幾何学的形状を成す歴史的建造物は、集まり来る人の心を繋ぎ、感動を刻み込むという真の建築の価値を教えてくれる。

03.「三十三間堂」Sanjusangen-do

南北に120m という長大な蓮華王院の本堂。柱の間が33あることからこの名前がついている。1165年に創建されたが、1249年の火災で焼失し、現存するのは1266年に再建されたもの。堂内には1000体の「千体千手観音立像」に囲まれて「千手観音坐像」が鎮座している。

04.「サヴォア邸」Villa Savoye

ル・コルビュジエが設計したパリ郊外の住宅。1931 年竣工。1 階部分を柱だけのピロティにしたことで、建物が浮遊しているように見える。一日の光の移り変わりを感じる水平連続窓やプライバシーを確保した屋上庭園など、20 世紀住宅建築の礎を築いた名作といわれる。

05.「東大寺」Todai-ji

奈良時代の日本の様子をいまに伝える東大寺は、8世紀に建立。長い歴史のなかで何度か焼失、倒壊を繰り返し、そのたびに多くの有能な技術者の手で再建されてきた。簡潔な合理性を持つ大仏や迫力のある仁王像、1199年から同じ姿を保つ南大門など、見どころ満載だ。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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