DATE 2018.01.01

JANUARY / ツバキ

花に触れるほど、暮らしは豊かになる。〈The Little Shop of Flowers〉代表であり、自身も母である壱岐ゆかりさんが、季節の花を選び、暮らしに寄り添うカタチを提案。ルールに縛られず、肩の力をすっと抜いて。花をもっと身近に楽しみましょう。

たくさんと一輪、和と洋、
スタイルにとらわれない軽やかな美しさ。

からりとした冷たい空気と、新しい年の訪れに身も心も引き締まる1月。「この時期は家族と過ごす時間がたっぷり。息子とお正月の準備をしたり、お参りに行ったり。行事ごとを楽しめる年齢になってきて、なんでも一緒にトライして共有する楽しさを感じます」そう話す壱岐さんが1月の花にあげたのは、冬の代表花『ツバキ』。「1輪を品よく飾るのとは別に、ツバキがわさわさと伸びて咲き誇っている姿をそのままを生かすのも時にはありかも。サンフランシスコのレストランで、こんもりと生けられたツバキのお迎え花を見たときにそう思いました」と、枝の根元からカットしたツバキを、大きなガラスの器に生けた壱岐さん。「花を丁寧に愛でようとする姿勢が、逆に丁寧に愛でようとしすぎて “ 花にふれる行為 ” を怖がる傾向をよく接客中に感じます。あれこれルールを聞き知って、型にはまった生け方のみが正解と思い込むより、こうやって大胆にガラスに生けたり、ラフに1、2本を好きな器に入れたり、もう少し気楽に楽しんでもいい。花器はシンプルなものなら家にある、ジャーやケトルでもいいし、ガラスなら個々の多彩な枝ぶりがよく見えて楽しいですよ」。自由な発想から様々な顔を見せるツバキが、冬の空間をぐっと華やかにしてくれる。

ツバキ – CAMELLIA
日本原産の植物。古来から日本人に愛され、近年は海外でも人気が高い。花色は赤、白、ピンクなど。蕾が多くついていて、12月から春先にかけて、ゆっくりと花を咲かせる。花器は、和洋問わず、できるだけシンプルなものをセレクト。あまり短く切らず、枝ごとのディスプレイがオススメ。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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