DATE 2017.09.26

潜入レポート!『ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展』

亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニット〈tupera tupera〉。初めての大規模な展覧会『ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展』が横須賀美術館で開催されました。今回は実際に会場へと足を運び、展覧会の魅力を一足早くお届けします!

9月9日よりスタートした『ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展』。開催初日には、オープニングイベントとして美しい芝生と青い海が広がる横須賀美術館「海の広場」で〈tupera tupera〉と〈ビューティフルハミングバード〉による絵本ライブが行われました。たくさんの家族連れが集まり大盛り上がり!華々しく幕開けです。

展示会場の入り口には『しろくまのパンツ』に登場する巨大なしろくまがお出迎え!子どもも夢中になる絶好のフォトスポットです。最初の展示エリア「初期の絵本」では、話題となった初作『木がずらり』『魚がすいすい』や、表現の仕方に試行錯誤した『しましまじま』、〈tupera tupera〉の代表作ともいえる『かおノート』など、誰もが一度は目にしたことのある絵本の原画がずらりと並び、圧巻です。

もともと手を動かすことが好きだったという〈tupera tupera〉は、工作をテーマに多くの作品を手がけています。紙を切って貼り、様々な色と形で彩られる作品は、高いデザイン性を持ちながらもユーモアに溢れ、子どもはもちろん大人もクスッと笑ってしまうような仕掛けで多くの人を魅了します。

続く会場ではさらに魅力的な〈tupera tupera〉の世界へ。「さまざまなモチーフの絵本」と題し、乗り物、生き物、食べ物など、カラフルで可愛らしく、ユニークなキャラクターが登場する絵本をご紹介。そして、会場の地面にはおたまじゃくしが!絵本の中にとどまらず、遊びながら楽しめるユニークな演出に子どもたちも夢中です!

本展では、絵本になるまでのラフスケッチやアイデアノート、使った道具なども合わせて展示。物語や1枚の絵がどのように生まれるのかを、まるで〈tupera tupera〉の頭の中をのぞくように追体験することができます。

そして、展示の終盤には人気作『パンダ銭湯』を再現!湯船でリラックスするパンダ親子と一緒に写真撮影ができます。さらに、〈tupera tupera〉の絵本制作の原点とも言える、初期の布雑貨や木製作品、舞台やテレビでのアートワーク、身近な材料を使った工作物(工作本へんてこピープルや、tupera tupera の手作りおもちゃからの出展!)も展示されていて、見応え充分です。

展示初日には〈tupera tupera〉のお二人も会場に集まった多くの人たちと交流しました。「人とつながることで、新しいものが生まれる」と語るお二人。活動して15年、めいっぱい手を動かして作品を作っていく中で、自分たちだけではなく、読者や関係者、関わってくれる多くの人たちと一緒に作ってきたという感覚が強いと言います。

お二人に展示の見どころを聞きすると、

亀山さん「切って貼ってつくった原画を間近でじっくり観てもらうと、絵本とはまた違った発見があると思います!」

中川さん「展覧会場の構成から、図録、ミュージアムグッズまで、いろいろな方にご協力頂きながら、最後までこだわって作りました。ゆっくり楽しんで観ていただけると嬉しいです。」と笑顔で話してくださいました。

この秋ぜひ、家族みんなで〈tupera tupera〉の世界に会いに行ってください。

 

今回特別に開催を記念して、MilkJAPON 読者5組10名様に『ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展』の招待券をプレゼントします!

【応募締切:10月11日(水)】

ご応募はこちらから。

 

※本プレゼントキャンペーンはMilK JAPON MEMBERS の方のみがご応募できます。まだ会員でない方は、下記より会員登録後、改めてご応募をお願いいたします。

MilK JAPON MEMBERS 登録はこちらから
*MilK JAPON MEMBERS について

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】