癒される実験工作! 水と油で作るオーシャンボトル【Be Creative!】
大人も癒される、青い水の動きに注目
夏といえば海。
この夏も海には行けないかも…。なら、ペットボトルの中に美しい海を再現してみるのはいかが?
今回のカギとなるのは、混ざることのない水と油の性質。
実験を兼ねた工作で、オリジナルのオーシャンボトルにトライ!
まず、ペットボトルの1/3の量の水を用意し、青の食用色素で着色します。食用色素が固まらないようによく混ぜましょう。青の絵の具で着色することもできるけれど、少し濁るので、透明度を重視するなら食用色素がオススメ。
青く染まったら、その水をペットボトルに注ぎ、続いて、透明なベビーオイルを注ぎ入れます。
すると、青い水がいくつもの玉となって舞い上がる、とても幻想的な光景に。
そこに貝殻やネイルアートに使うシェルパウダー、ビー玉などを入れて、フタを閉めたら出来上がり。
青い水が透明なオイルの中で波のようにゆったりと揺れ動くオーシャンボトルの完成です。
水と油はどうして混ざらないの?
水も油も、それぞれ「分子」という、小さな粒がたくさん集まったもの。水は水の分子同士で引き合って集まっていて、また、油も油の分子同士が引き合って集まっています。この分子同士が引き合う力を「表面張力」といいます。
表面張力が同じ程度の力をもつ液体は混ざりやすいのですが、水と油の場合、水の表面張力は油の表面張力よりもかなり大きくて差があるため、水と油は混ざりあわないのです。
ボトルをシェイクすると、一見、水と油は混ざっりあったように見えますが、よく見ると油が小さい滴に分かれて漂っているだけなのがわかります。そして、時間がたてば、油が上、水が下、というように分離。それは、水が油より重いためです。
水と油の性質を利用した、立派な「サイエンス・トイ」といえるオーシャンボトル。
波のように揺らしたり、シェイクしたり。子供たちはきっと、この不思議な液体の動きに夢中になる!
【用意するもの】
ベビーオイル
水
青の食用色素
貝殻、シェルパウダー、ビー玉など
ろうと(ペットボトルに水やオイルを注ぐ際にあると便利)
計量カップ