DATE 2021.05.14

【STEAM工作】水につけると絵が消える!? 光の屈折を利用した、科学マジックにトライ

クリエイティブな気分を盛り上げる、工作やインテリアデコレーション、ゲームや遊びなどの提案をするシリーズ【Be Creative!】。今回は手品のようにおもしろい、実験的な工作! 毎週金曜更新。

楽しみながら、科学に触れる

お皿の上のピザと、グラスの中のサイダーが、水につけると、突如、消える。まるで一瞬にして誰かが食べてしまったかのような光景に、子供が「なんで!?」と大興奮すること間違いなし。

光の屈折を利用した実験的工作、これが今回のテーマです。

材料は、ビニール袋と紙と油性ペンのみ。まず、紙に、お皿に乗ったピザの絵とグラスに入ったサイダーを描きます。

次に、絵をビニール袋の中に入れ、ビニール袋の上から、水につけた時に残したい部分、お皿とグラスをなぞるように描きます。

絵が入る大きさの容器(今回は洗面器ほどの大きさ)に水を入れたら、ビニール袋を水面に対して垂直にして水中に入れます。それを真上近くから見ると、ビニール袋の中の絵が消え、ビニール袋に直接描いた絵(何も入ってないお皿とコップ)のみが見える、という手品のようなことが起きるのです。

これは、光の屈折が原因で起きる現象。

そもそも、”物が見える”というのは、物が光を表面で反射し、その反射した光が目に達するということ。

ビニール袋に絵を入れて水中に入れると、絵からの反射光がビニール袋を通過する際に屈折、そして、水面に達する際に二度目の屈折をするため、反射光は私たちの目には入らなくなるのです。

一方、直接ビニール袋に描いた絵の反射光は、水面で一度だけ屈折するので、その反射光は目に届き、結果、絵が残って見えるのです。

原理は少し難しいけれど、こんなに楽しい工作のような実験なら、子供も夢中になってくれるはず。

キャンドルの火が…!

キャンドルの火が…!

ライオンとパンダのはずが…!

ライオンとパンダのはずが…!

今回は他にも、ケーキのろうそくの火が消える絵や、ライオンとパンダがそれぞれ、たてがみと目の黒ぶちが消えることで猫とクマになるという絵を描いてみました。

他にはどんなものが消えたら楽しいだろう!? ぜひ、お子さんとアイデアを出しながら絵を描いて、科学マジックに挑戦してみてください。

【用意するもの】
ビニール袋
画用紙
油性ペン
水を入れる容器

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】