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自分だけの〈agnès b.〉Tシャツを作ろう!
〈D&DEPARTMENT〉オリジナル靴箱に限定カラーが登場!
〈familiar〉銀座本店に期間限定で「familiar ZOO」開園!
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〈marimekko〉のポップアップショップ「We love Japan – The Isetan edition」開催!
お悩み09:会社で上司にお酒を誘われると断れません。うまい断り方はありますか。
そんなふう 14

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そんなふう 14

子供と一緒にいると、すれ違う人によく笑いかけられる。初めて会った、ただすれ違った他人と距離がぐっと縮まり、ほわんとあったかい空気が流れる。 春のある日、雨が降るなか、桜並木の明治通りを車で通っていた。夫が運転してくれていたので、自分は後部座席に子供と乗っていた。雨で桜が散っちゃうね、と言いながら外を見ていたら、引っ越し業者のお兄さんが車を停車して荷物を運び出していた。渋滞していたので、雨のなか大変だなあと、しばらくぼんやり眺めていたら、そのお兄さんが雨に濡れながらこちらを見てにっこりと笑った。子供と目が合ったのだ。しばらくにこにこしてから、また作業に戻っていった。きっと疲れているだろうに、この子を見て少し癒されたのならばよかったなと、こちらもにっこりとした。 先日子供を抱っこ紐で抱えてバスに乗った。夕方ということもあり、随分混んでいたのだけど、何人かの人に席をどうぞ、と声をかけられた。なるほど、子供連れだと席を譲ってもらえるのか、と戸惑いながらも、有り難く席に座ると隣に座っていた年配の女性がかわいいねえ、でも大変ねえ、と笑いかけてくる。そうですねえ、と相づちをうって笑顔を返す。こんなふうにバスとか電車に乗って横の人と話すなんて、ニューヨークにいたとき以来だなあ、と気がつく。短い間だったけど、10年くらい前にニューヨークに部屋を借りていた時期があった。その頃、地下鉄の電車の中で横に座った人に、その服いいわね、どこで買ったの?とか、きょうはいい天気だねえ、なんてどうでもいいことをよく話しかけられたことを思い出した。そういう感じがニューヨークの好きなところだった。東京でも子供を連れていると、他人との距離を近づけるのだ。 それでも時々、逆に子連れだからこその冷たい対応をされることもある。うちから一番近い地下鉄の駅にはエレベーターがあるにはあるのだけど、自分がいつも使う改札側からは離れていて、階段しかない。ベビーカーで移動する人たちにはとても不便なつくりだ。ある日、子供を乗せたベビーカーを抱えながら階段を降りていると、ちょうど着いた電車から人が大勢降りてきて一斉に階段を登ってくる。逆流する人たちのなか、戻ることもできずによろよろと立ち尽くしていると、階段を登ってくる女性がスマホを見ながら、いかにも邪魔そうにベビーカーを押しのけ、倒れそうになった。そんな自分を横目に見ながら、手を貸すどころか邪魔だなあという顔をして登っていく人たち。ぎゅうとつぶれそうな気持ちになって、(実際押しつぶされそうだったのだけど)なんだかなあとかなしい気持ちになった。まあ、そんな日もあれば、バスで席を譲ってくれる親切にあたたかい気持ちになる日もあり、どちらも子連れでなければ気がつかなかった体験だ。かなしい気持ちになりながらも、冷静になってきたので電車に揺られながら考えた。どんな人でも疲れているときに、駅の狭い階段で逆行してくるベビーカーを持った、よたよた歩く女が降りてきたら、たいへんそうだなあとまず思ってから、でもちょっと邪魔だなあと、ちらっとでも思うかもしれない。気持ちに余裕があれば手伝ってあげようと思うだろうけれど、そうじゃないときもあるのが人間だ。ひょっとしたらベビーカーのなかにいた子供の顔を見たら手伝ってくれた人もいたかもしれない、とも思う。邪気のない子供の顔にはそういった気持ちをひっぱりだす力があるからだ。雨に打たれながら作業していた、あの引っ越し業者のお兄さんが、厳しい顔からすうっと笑顔になったときのことを時々思い出し、そんなふうに思った。  

2017.05.30
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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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