DATE: 2019.06.10

〈ATELIER MUJI GINZA Gallery2〉で展覧会「Archives: Bauhaus 展」を開催

2019年6月28日(金)〜9月23日(月)まで、〈ATELIER MUJI GINZA Gallery2〉で「Archives: Bauhaus 展」を開催。〈バウハウス〉の生徒、マリアンネ・ブラントの作品などを紹介。
Archives: Bauhaus 展
©︎ATELIER MUJI GINZA 2019

先進的な総合芸術学校〈バウハウス〉がドイツのワイマールに1919年に誕生してから、今年で100周年。このアニバーサリーイヤーに合わせ〈ATELIER MUJI GINZA Gallery2〉では、デザインにまつわる重要な記録を保存・活用し、未来へ伝達するシリーズ「Archives」で、〈バウハウス〉を特集します。

第一次世界大戦での敗戦後、芸術と産業の融合を目指す気運が高まっていたドイツでは、次第に国ではなく個である芸術家や建築家などが連携・主導して〈バウハウス〉を誕生させました。〈バウハウス〉が新しい社会の拡張性を目指す中、世界政治がより一層の混迷を極め14年間という短期間で1933年に閉校。しかしながら、その活動は現在もドイツのみならず世界各地に強い影響を与えています。

今回の展覧会では、モダンデザインブームの中で、多様な領域を横断する「学校教育」というユニークな形式で革新を目指した〈バウハウス〉が残した文化遺産を紹介すべく、生徒の中で優れた才能を発揮したマリアンネ・ブラントの作品などを展示。実験的な写真作品や照明器具といった貴重な作品が並びます。さらにウィルヘルム・ワーゲンフェルドの作品や、〈無印良品〉から今回のテーマに沿って選んだ製品も紹介します。

「学校」「会社」とジャンルこそ異なるものの、どちらも時代に求められる製品を作り出し新しい生活スタイルを生み出そうとする点で共通項のある〈バウハウス〉と〈無印良品〉。2つのコラボレーションと、〈バウハウス〉が輩出したアーティストの貴重な作品を総覧できる機会は必見です。また会期中は、実験的な教育機関であった〈バウハウス〉らしく、建築やデザインをはじめ、教育、アート、食など多彩なジャンルで活躍する見識者を招いてトークショーやワークショップも開催予定。〈ATELIER MUJI GINZA〉の公式サイトから詳細をぜひチェックして。

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】