〈建築倉庫ミュージアム〉で企画展「Wandering Wonder -ここが学ぶ場-」を開催
戦後の民主化に伴い、幼稚園、小・中学校、高等学校、大学、図書館、美術館など、さまざまな教育施設や生涯学習施設が発展を遂げてきました。さらに近年では、少子高齢化や都市部への人口集中、グローバル社会、ワークライフバランス推進といった社会的事象によって、廃校の活用、地域の人材・資源活用、アクティブラーニング、社会人の学び直しなど、教育施設を取り巻く環境に変化が訪れ、生涯学習のニーズも高まりを見せています。
このような学びの世界における変革は、教育関連の建築空間にも多様化をもたらしています。そこで「Wandering Wonder -ここが学ぶ場-」では、教育施設、生涯学習施設のみならず、福祉施設、体験型学習施設、アフタースクール、オルタナティブアートスペースなど、誰もが好奇心をもって訪れ、学ぶことができる場として計画された建築作品にフォーカス。〈建築倉庫ミュージアム〉で保管する14組の建築家による18作品・21点の建築模型作品と、写真などの関連資料を一挙に紹介します。
会場には〈隈研吾建築都市設計事務所〉による「愛徳幼稚園」の模型をはじめ、本展のために特別に製作された、〈オンデザイン〉による「モリウミアス」や〈ブルースタジオ〉による「まちのこども園 代々木公園」の模型などが登場。これまで内部が一般公開されてこなかった建築物も、一部の作品で内部画像を展示します。
また6月22日(土)には関連イベントとして、作家・志茂田景樹によるトークショーも開催が決定。新時代に向けた創造力の育み方や個性の在り方をテーマにした講話や、親子で参加できる絵本の読み聞かせを実施。トークイベント参加者は、開催中の「Wandering Wonder-ここが学ぶ場-」展、「ガウディをはかる-GAUDI QUEST-」展も楽しめます。
さらに夏休み期間には親子向けのさまざまな関連イベントが開催されるので、公式サイトで詳細を随時チェックして。