DATE: 2019.05.15
「ジョン・ルーリー展 Walk this way」をワタリウム美術館で開催
俳優・ミュージシャンであり、現在は画家として活躍するジョン・ルーリーの絵画作品を紹介する企画展「ジョン・ルーリー展 Walk this way」が、2019年7月7日(日)までワタリウム美術館で開催。
FULL SCREEN
『コーヒー&シガレッツ』で知られる鬼才ジム・ジャームッシュの初期作であり、今もなお映画ファンの間でカルト的人気を誇る名作『ストレンジャー・ザン・パラダイス』。この作品でジョン・ルーリーは、NYの安アパートに住み、ギャンブルで生活を立てている捻くれ者の主人公・ウィリーを好演。さらにサックス奏者としても知られる彼は、同作でサウンドトラックも担当しています。しかし1990年以降になると、難病である「ライム病」を発症。映画と音楽の世界から身を引き、近年は画家として絵画制作に力を注いできました。
現在ワタリウム美術館で開催中の「ジョン・ルーリー展 Walk this way」では、そんな画家としてのルーリーの作品を一挙に展示。美しく夢の中のようでありながら、アイロニックさと自由さも併せ持つ、独特の世界観を紹介します。
ルーリーのワタリウム美術館での展覧会は、2010年の『ジョン・ルーリー展 ドローイング You are Here』以来、2度目。近年の作品は現在暮らしているカリブ海の島での影響から、植物や動物といった自然の生き物を描いたものが増えています。俳優、ミュージシャンを経て、画家としての才能を開花させたジョン・ルーリーの魅力をぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。