DATE: 2018.12.10

ガラス作家・山野アンダーソン陽子個展「collect & scatter」新たな試みの作品を展示

ガラス作家・山野アンダーソン陽子による個展「collect & scatter」が2018年12月24日(月)まで開催中。「dieci」がキュレーションを行い、新たな試みの作品を制作。

MilK JAPON WEB連載「ははとハハの往復書簡」でもおなじみ、ガラス作家・山野アンダーソン陽子。スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動を行う本作家による展覧会がCURATOR’S CUBEで開催中。

柳宗悦が提唱した民藝運動のなかに「用の美」という言葉があります。無名の人の手による日用品や、これまで評価されてこなかった美術品にこそ民衆的美術工芸の美しさがあるのではないか、という考え方です。一方、「美の用」は「用を超えた美」として、美しさから始まる物作りの考え方。本作家は、師であるインゲヤード・ローマンから「美の用」の感覚を受け継いだ作品作りを行ってきました。

本展では、大阪のインテリアショップ「dieci」がキュレーションを行い、その「美の用」のうちにある「用」の要素を敢えて薄めてもらうよう作家に依頼。作家にとっては新たな取り組みとなりますが、「用」を薄めた事により、一層深く素材と手とを感じることの出来る美しい作品が出来上がりました。

柔らかな陽光に映る、本作家による新しい“かたち”を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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第1回:多様な生き方、暮らし方

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