金沢21世紀美術館の「フェミニズムズ / FEMINISMS」展。多様化する“フェミニズム”をアートと考える機会に
ジェンダーや身体、性に対する認識はますます多様化・個別化し、フェミニズムの概念も多角化している昨今。本展では、しなやかに変容し続ける現在進行形のフェミニズムの思考に着目し、その捉え方や解釈の多様性を同時代の美術表現から紐解いてく。
会場には、日本を主な活動拠点とし、鋭い観察眼と豊かな感性で1990年代以降のアートシーンをけん引してきた9名の現代アーティストたちの作品が集結。絵画、彫刻、版画、写真、映像、インスタレーションなど、様々な表現による作品たちは、既成概念の解放や自由な心と身体のあり方などを気づかせてくれる。
身体的な差異や個性を認め合い、それぞれが共存できる社会を目指す、そんな思いが込められた作品たちは、次世代を担う子どもたちの感性にも響くものがあるはず。子どもたちがジェンダーやフェミニズムについて、どんな風に感じているのか、展覧会とともに、ぜひ親子で考える機会にしてみては。
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