DATE: 2021.05.13

人気造本作家・駒形克己の展覧会が開催中。創作体験ができるワークショップも要チェック!

造本作家としても知られる駒形克己の展覧会が静岡県のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催中。会期中には駒形氏によるワークショップも開催予定。家族みんなで小さなデザインの世界を堪能してみては。
『Little Eyes3 いろ・いろ・いろ』 偕成社 1990年
『Little Eyes3 いろ・いろ・いろ』 偕成社 1990年

『Little Eyes』、『Little Tree』などの絵本で知られる造本作家/デザイナーの駒形克己(1953ー)。本展では、70年〜80年代の「ニューヨーク時代〜帰国後」の作品、そして1989年長女の誕生を機にスタートし、現在も精力を注ぐ絵本づくりの制作プロセスを紹介し、初期のキャリアから現在に至る活動の足跡を辿っていく。

『ごぶごぶ ごぼごぼ』 福音館書店 1999年
『ごぶごぶ ごぼごぼ』 福音館書店 1999年

読み聞かせ絵本としても人気の『ごぶごぶ ごぼごぼ』など、本の形や用紙に様々な工夫を施しているのが駒形氏の絵本づくりの特徴。とりわけ「小さなこと」を大切にし、手に収まる小さなサイズ、そして視覚障がいや聴覚障がいのある人に向けた絵本づくりなど、少数のヒトたちと向き合う取り組みにも力を注いでいる。

「The Animals in the Forest」(未刊絵本)試作 2012-13年頃
「The Animals in the Forest」(未刊絵本)試作 2012-13年頃

さらに毎年様々な場所でワークショップを行い、たくさんの人たちとコミュニケーションを重ねてきた駒形氏。本展でも7月、8月にワークショップを開催予定。駒形氏の制作エッセンスを直接体験することができる貴重な機会はぜひ親子で体験を。詳細は公式サイトへ。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】