DATE: 2016.12.16

〈マリメッコ〉の歴史をたどる、国内初となる大規模な巡回展「マリメッコ展」が東京で開催!

フィンランドを代表するデザインハウス〈マリメッコ〉は1951年に創業しました。ブランドの歩みを紹介する展覧会『マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル』は、今年1月23日、高知県立美術館より全国巡回をスタートし、12月17日(土)からは東京Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中。フィンランドのデザイン・ミュージアムの所蔵コレクションを展示する豪華な内容は必見です。

北欧を代表するブランドのひとつとして、世界をはじめ、日本でも多くの人を虜にする〈マリメッコ〉。ファブリックひとつで、空間の印象さえもガラリと変えてしまう〈マリメッコ〉のデザインは、フィンランドの伝統的なモチーフや自然からヒントを得たものが多く、大胆でカラフルなデザインが魅力。〈マリメッコ〉は1951年、アルミ・ラティアによってヘルシンキで誕生しました。テキスタイルデザインを学び、広告代理店で経験を積んだラティアは、優れたデザインと巧みなPR戦略で、才能あるデザイナーとともに〈マリメッコ〉を世界的なブランドへと成長させます。本展では、ヘルシンキ・デザイン・ミュージアムの所蔵作品からファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、各時代の資料などを通して60年以上にわたる歴史をたどりつつ、〈マリメッコ〉の個性あふれるデザイナーの仕事ぶりなども紹介。また同施設内の映画館ル・シネマにて、初期〈マリメッコ〉の役員だったヨールン・ドンネル監督がメガホンを取った映画『ファブリックの女王』を限定上映。国内初となる大規模な展覧会でぜひ〈マリメッコ〉の世界を堪能したい。

ファブリック ≪ウニッコ≫(ケシの花)、図案デザイン:マイヤ・イソラ、 1964年 Unikko pattern designed for Marimekko by Maija Isola in 1964
ファブリック≪カイヴォ≫(泉)、図案デザイン:マイヤ・イソラ、1964年  Kaivo pattern designed for Marimekko by Maija Isola in 1964
ファブリック≪シィールトラプータルハ≫(市民菜園)、図案デザイン:マイヤ・ロウエカリ、 2009年 Siirtolapuutarha pattern designed for Marimekko by Maija Louekari in 2009
ジャクリーン・ケネディが購入したドレス≪ヘイルヘルマ≫、1959年  ファブリック≪ナスティ≫(小さな無頭釘)、1957年、 服飾・図案デザイン:ヴオッコ・ヌルメスニエミ  Design Museum / Harry Kivilinna

『マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル』

住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-5777-8600
会場:東京都 渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム
開催期間:2016.12.17(土)~2017.2.12(日)
時間:10:00~19:00
  (金、土曜は21:00まで、12月31日は19:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:1月1日
料金:一般1,400円 大学・高校生1,000円 小中学生700円
※障害者手帳の提示で割引

映画『ファブリックの女王』
上映期間:2016年12月17日(土)~12月22日(木)
上映時間:19:25~
料金:1200円 (マリメッコ展の半券提示で1000円)
会場:Bunkamura ル・シネマ
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
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