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映画『犬ヶ島』野村訓市さんにウェス・アンダーソン監督との出会いや映画についてへインタビュー
『グランド・ブダペスト・ホテル』『ファンタスティック Mr.FOX』などを手がけ、日本でも熱狂的なファンが多いウェス・アンダーソン監督による最新作『犬ヶ島』が、いよいよ5月25日(金)より公開される。日本を舞台にしたストップモーション・アニメであり、ハリウッドそして日本を代表する豪華アーティストが声優を務め話題になっている。 『犬ヶ島』に声優として参加し、映画の構想段階から深く関わっているのが野村訓市さん。野村さんにウェス・アンダーソン監督との出会いから『犬ヶ島』完成までのエピソード、そして自身も父親である視点からの映画観について話を伺った。 野村さんとウェス監督との出会いは、今から14年前。『ロスト・イン・トランスレーション』を手がけたソフィア・コッポラ監督がきっかけ。映画を観て日本を訪れる人が増えたときに、ソフィアからよく友人の面倒を見て欲しいとお願いされていた。その中の1人がウェス・アンダーソン監督だったという。 「ソフィアの友達が、学校の友達や仕事の人だったり毎回どんな人かが分からなくて。ウェスから連絡がきた時も、メールがただ一行来ただけで、ウェス=監督のウェス・アンダーソンっていうのがリンクしてなくて、後でわかりました。当時は、映画好きは知っていたけど、まだウェス・アンダーソン監督がそれほど知られていなかった。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『天才マックスの世界』とか、タイトルでわかる人はいたけど。第一印象は、変わった人だなぁ、でしたね(笑)。