甘いものが大好きなファミリーに。ギルトフリーなお菓子で食育時間
子どもがいるファミリーにとって大きな関心事は「健康」。そこで今回は、心も体も健やかに育って欲しい、そんな思いを叶えてくれる体に優しいおやつに注目。
原材料や添加物など、細やかに意識して選んでいるファミリーも多いはず。特に子どもが大好きなおやつに関するものは、贈り物をする際にもきちんと気を配りたい。
体に良いのはもちろん、とびきり美味しいおやつも楽しんでほしい。そんな欲張りな願いを叶えたギフトスイーツ5選。
日々のごはんのように体に寄り添う優しいクッキー
foodmood(フードムード)
おやつというと、日々の食事とは別の、体に余計なものとして捉えてしまう人も少なくはないかもしれないが、foodmoodのお菓子はそんなイメージを一新してくれるはず。
「日々のごはんのようにおだやかで、からだに負担の少ない焼菓子」を目指し、食材は、店主で料理家としても広く知られているなかしましほが厳選したものを使用。提供するお菓子の多くはバターの代わりに菜種油を使っており、今回紹介するクッキーBOXは更に乳製品を含んでいない。ごはんのように毎日食べても安心できる優しい焼菓子だ。
口に入れた瞬間に風味が広がる6種類のクッキーは、ビーナッツや青のりといった子どもが喜びそうな味から、生姜やゴマといった大人も癖になるものまで幅広く、家族皆で楽しめる。
店名をかたどった遊び心溢れる箱いっぱいにクッキーが詰まっているので、兄弟・姉妹がいるファミリーへのギフトに最適。
※時期により乳製品を含む場合あり
ヴィーガンティラミスでギルトフリーなおやつ時間
AIN SOPH.(アインソフ)
濃厚なチーズや甘味料をたっぷり使ったイメージがあるティラミスは、美味しいけれど食べるのにちょっと勇気がいるスイーツの一つ。けれど、ヴィーガンレストラン「AIN SOPH.(アインソフ)」のティラミスは乳製品や卵を一切使用せず、100%植物性由来。自然の甘さを最大限に活かし、体に優しいものに仕上げている。
材料も自然農や無農薬で育ったものなどを含む選りすぐりの食材を使い、ヴィ―ガンだけでなくアレルギーがある人など、誰もがスイーツを楽しんでほしいという想いが詰まっている。
通常のマスカルポーネチーズの代わりに使用されているソイチーズクリームは、軽い口当たりだけれど、リッチな味わい。リキュールとコーヒーがほのかに香るケーキに、自家製の伊予柑ピールとカカオニブがアクセントになっている。
ガラスのボトルに詰められ見た目もおしゃれ。家族の特別なおやつ時間や大人だけのご褒美にぴったりの一品だ。
※香りづけに少量のリキュールを使用
野菜が嫌いなあの子に。カラフルで体に優しいマフィン
Mogsuru(モグスル)
子どもにはできればやっぱりたっぷり食べてほしい野菜。。けれど野菜が苦手な子に、どうやって取り入れようか頭を悩ませている人も多い。そんな人の気持ちに寄り添って開発されたのが「SLOW MAFFIN」だ。
特徴はとうもろこしとほうれん草、にんじんとトマトなど、甘みのある野菜と彩り豊かな野菜をセレクトして、一つのマフィンにしていること。栄養と自然の甘みを兼ね備えたカラフルなスイーツは見た目も楽しげだ。
また、安心して食べさせられるよう小児期に多いアレルギー特定7品目である「乳・卵・小麦・そば・落花生・えび・かに」を一切使用せず、製造も全てハンドメイドといった徹底ぶり。
子どもへの愛情がたっぷり詰まったしっとりマフィンは、野菜嫌いの卒業にも一役買ってくれるかも。
家族想いのオーナーが作る優しさが詰まったチーズケーキ
Bee’s
大人も子どももみんなが大好きなおやつの定番、チーズケーキ。
そんなチーズケーキをグルテンフリー、砂糖不使用で美味しく仕上げたのが、滋賀県のスイーツ店、Bee’sのオーナー松本基宏さんだ。
大好きな甘いものが思うように食べられないことに悩む妊娠した妻の姿を見た松本さんが、妊婦でも気兼ねなく食べられるスイーツを作ろうと発起したのがきっかけ。
様々な意見を織り交ぜながら試行錯誤を重ねる中、何気なく口にしているものの人体に与える影響の大きさを改めて痛感したオーナーは、より多くの人が美味しく、安心して食べられるものを作りたいと考えるように。
そこから更に改良したどり着いたのが、今の「生はちみつチーズケーキ」。
口当たりなめらかで、穏やかな甘さのチーズケーキは食べたあと幸せな気持ちになれるはず。
※香りづけに少量のリキュールを使用
和菓子にマクロビオティックを。体の巡りを考えた自然派大福
和のかし 巡
低カロリーでヘルシーなイメージもある和菓子だが、砂糖がふんだんに使われているものも多く、糖質が気になるところ。そんな中、この「福巡り」は甘味料に砂糖の1.3倍以上の甘さでありながらも低糖度で注目される有機アガベシロップのみを使っている。
また、無添加にこだわり、生地には無農薬玄米の餅米、小豆も同じく無農薬のものを選び、その他の材料もできる限り無農薬や有機栽培のものを使用。しかも卵、乳製品、小麦粉が一切入っていないという、体への影響が考え抜かれた大福だ。
黒岩典子さんは長く化粧品のPRとして活躍したキャリアをもつ。そこで得た医学的知識からの気付きや、家族の健康を考え、マクロビオティックの研究を決意。製菓学校と老舗和菓子店での修行を両立させ、マクロビオティックと和菓子を掛け合わせたお店をオープンした。
体内の巡りを促しながらも、上品な美味しさを兼ね備えた和菓子は、購入するために遠くから足を運ぶ人も多いのだとか。
小豆本来の美味しさを感じることができる、甘さ控えめの大福はじんわりと滋味深い。子どものころから食べさせたいお菓子だ。
洋菓子より和菓子が好き、という渋好みのファミリーに、口いっぱいに頬張れるこちらを贈りたい。
美味しくて体想いなお菓子なら、子どもと一緒により気兼ねなくおやつタイムを楽しめるかも。