DATE 2020.10.09

Vol.6 この秋、自然から学ぶアウトドアなSTEAM体験ガイド【後編】

withコロナ時代を迎え、本当に必要な学びとはなんだろう?と考える人も多いはず。動物や植物といった異種への好奇心、森や海の環境を五感で感じ取る知覚の経験、そのどれもがサイエンスやアートの学びに繋がるはず。前編に続き、おすすめのアウトドアスポットを紹介します。

*お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

北欧文化にふれるアウトドア体験

05. 埼玉県飯能市「ノーラ名栗(Nolla naguri

 

この夏にオープンしたばかりの「ノーラ名栗」は、北欧文化をコンセプトとしたキャンプスポット。フィンランド式のアウトドアサウナをはじめ、北欧の食文化をたのしめる「コッコバーベキュー」(コッコはフィンランド語で焚き火のこと)など、自然体験だけでなく北欧という異文化を知るきっかけにあふれています。なぜ飯能市に北欧かといえば、ムーミンの物語を主題としたムーミンバレーパーク」や、ムーミンの作者の名を冠した「トーベ・ヤンソンあけぼの森公園が同市内にあったことから。森林豊かな飯能市でアウトドアを楽しんだ後は、北欧の自然が生んだムーミン谷の物語世界の中に入り込む。一箇所で自然も文学も堪能できる注目のエリアです。

自然で学ぶ“HOW TO”を集めた体験メディア

06. 「WILD MIND GO!GO!

 

キャンプで思いっきり走り回り、そこらじゅうから虫や石を見つけてくる子どもたち。そんな姿を見て、「もっと自然に関する知識があったら……」と思うことはないでしょうか。「WILD MIND GO!GO!」は、“生き物としての力を取り戻すこと”をテーマに、さまざまな自然体験の遊びや知恵を紹介するウェブメディア。アウトドアや自然活動の教育者もいれば、登山家、研究者、写真家、クリエイターなど、多様な書き手たちが日々寄稿しています。ブッシュクラフト(木の火起こし)といったアウトドアスキルのHOW TOに加え、「葉脈標本をつくってみる」「川辺で天然石を探してみる」といった観察中心のアクティビティ、自然のなかに潜む“美しいカタチ”を探すようなデザインの感性を育む演習シリーズなど、どれも今すぐやってみたいと思わせる記事が満載です。

【番外編】瀬戸内の海辺で、自然を学ぶゲストハウス

07. 山口・上関市 「マルゴト

 

最後にご紹介するのは、いつか足を伸ばしてぜひ訪れてほしい、地元の文化と自然を文字通り“丸ごと”体感できるゲストハウス、「マルゴト」。穏やかなエメラルドグリーンの海を有する山口県上関市に位置し、「上関のエントランスホール」というコンセプトを持つ体験型宿泊施設です。最大11人が泊まれる宿泊スペースのほか、エントランスにはワークショップやセミナーを開催するスペースも有り。地域の自然や文化を対象とした研究発表や、体験型プログラムなどの交流地点になっています。宿泊者は、地元の漁を間近で見られる「ハモ漁師密着プラン」や、夜間に漁船を走らせ、ウミホタルや夜行性の動物たちの声に耳を澄ませる「ナイトクルーズプラン」などに参加が可能*。地元の自然と文化を見つめ、学びを次世代につなげていく。そんな「マルゴト」の姿勢からは、自然とSTEAMな学びの豊かな接点が見えてくることでしょう。

*予約状況や開催日は施設にお問い合わせください

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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