そんなふう 45
先月2歳半検診に行ってきた。検診と言っても身長、体重を測るくらいで、あとは普段の食生活や習慣を見直してみましょう、という勉強会のような感じであった。しばらく身長を測ってなかったのだが、いまの2歳半女児の平均よりも高く、体重も重かった。いままでは平均くらいだったのだけど、確かに部屋を見回すと、同じ月齢の男の子達と同じか大きいくらいだった。しかもなんだかがっちりしているのは、遺伝なのか、、。しっかりと食事をとってくれるのは子育てにおいてはとても嬉しいことであるが、肥満にならないかしら、とふと不安になり、その場にいた市の相談員さんに聞くといまの生活で大丈夫ですよ、とおっしゃったので安心して帰る。
正月は実家に帰省し、三が日は普段よりは豪華めの食事を堪能した。娘は従兄弟や、従姉妹の子どもたちと遊んでもらい、生まれて3度めの正月を満喫して帰ってきた。1週間ぶりに自宅に戻って気がついたのが、言葉が増えたことだった。いろんなお兄さん、お姉さんに遊んでもらって刺激を受けたのか、いままでよりも語彙が増えた上、滑舌もはっきりしてきて主語と述語を上手く使って長めの言葉をちゃんと話している。もう、何を言ってるのかわからない、たどたどしい話し方が聞けないのか〜と、成長の段階を経るたびにいつも思うように、少しの寂しさと嬉しさが同時に湧き上がる。
娘の著しい成長をまぶしく思う日々であるが、一方、自分は白髪が急速に増えてきて物忘れが激しく、老化が進んでいる。年末年始は疲れがどっと出たのか、風邪やヘルペス、蕁麻疹とか諸々の症状が出てずっともやっと不調のままに年を越した。実家から自宅に戻る際に財布と上着を忘れ、財布の中に入っていたカードが使えなくて、せっかく3週間前に予約した超混雑期の新幹線には乗れなかった。新たに予約しようとしても空席はなく、2歳の子連れで2時間席がないのもつらいので、帰宅を2日延ばすことになり、自分に腹が立って少し落ち込んだ。そして毎朝鏡で自分を見ては白髪、、染めるかどうするか、と逡巡し、娘に嫌がられるまではまあいいか、と毎回思う。今朝も寝起きに顔を洗ったあとに同じことを思い、リビングに行ってコーヒーを一口飲んだ時、iPadを触っていた夫が、きょうと同じ日の2年前は初めてつかまり立ちした日だよ、と言う。つかまり立ち記念日をカレンダーに記録していたようだ。2年経ったか、早いね、と、うなずきあい、自分も年をとるわな、と胸のうちでつぶやいた。