DATE 2019.12.20

クリスマスに贈りたい絵本【3歳〜向け】

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは、クリスマスに贈りたい絵本です。もうすぐ、クリスマスです。聖なる夜に、家族で読みたいクリスマスのかわいい絵本とギフトにぴったりの素敵な最新絵本をお届けします。
『しかけえほん クリスマスって なあに』  作/ディック・ブルーナ 訳/ふなさぎ やすこ 講談社 本体1,200円(税別)
Illustrations Dick Bruna (C) copyright Mercis bv,1953-2019 www.miffy.com

ディック・ブルーナのクリスマス絵本、『クリスマスってなあに』。

クリスマスは、家族揃ってお祝いをする日と知っていても、何のお祝いの日か知らない子どもたちも多いはず。ディック・ブルーナが描く『クリスマスってなあに』は、イエス・キリスト生誕の物語をわかりやすく伝えてくれるもの。表紙に小さな天使が描かれたオリジナルの絵本も人気ですが、今年登場したのは、きりぬきになっている、かわいいしかけ絵本。羊や聖母マリア、東方の3博士など登場人物たちが表紙の丸くきりぬかれた窓から顔をのぞかせています。立体感のあるカバーは、クリスマスのシーズンに飾っておいても素敵です。まさに贈り物にぴったりのクリスマス絵本です。

『クリスマス三つのおくりもの』 作/林明子 福音館書店 本体1,650円(税別)

林明子による小さなクリスマス絵本『クリスマスの三つのおくりもの』。

『はじめてのおつかい』『こんとあき』の林明子さんによる3冊がセットになった小さなクリスマス絵本です。かすみちゃん、れいちゃん、もっくんの三人兄妹。それぞれが主人公のクリスマスをテーマにしたお話が描かれています。小さなれいちゃんがサンタクロースに出会った『サンタクロースとれいちゃん』、かすみちゃんがケーキのいちごを探しに行く『ふたつのいちご』、クリスマスを待ちきれないズボンの大脱走が楽しいもっくんの『ズボンのクリスマス』。どれも、クリスマスの楽しい気分を盛り上げてくれる、心温まるお話です。

『の』 著/junaida 福音館書店 本体2,000円(税別)

言葉と言葉をつなぐ魔法の言葉『の』。

クリスマスの絵本ではありませんが、贈り物にぴったりの想像力を刺激する1冊。奇想天外な街とどこまでも続く道を描いた絵本『Michi』が話題の画家・junaida(ジュナイダ)さんの新作絵本。タイトルはとってもシンプル、ずばり『の』です。言葉と言葉をつなぐ「の」によって紐づけられたことで、そこにある世界は別のどこかの世界とつながっているのかもしれない。「わたしの」からはじまり、「わたしの」「お気に入りのコートの」「ポケットのお城の」……と不思議な想像の旅がはじまります。Junaidaさんの緻密でリアリティのある絵にもひきこまれます。クリスマスの夜に、じっくりと読みたい絵本です。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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