DATE 2018.12.20

クリスマスに読みたい素敵な“しかけ”絵本【3歳以上におすすめ】

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「クリスマスに読みたい素敵なしかけ絵本」です。驚きがつまった、しかけのある絵本は贈り物にも最適です。冬の夜に、家族一緒になって読みたい素敵なお話をセレクトしました。
『ピーターラビット 冬のおはなし』 作/ビアトリクス・ポター 訳/すぎもと えみ 大日本絵画 本体2,800円(税別)

モミの木を一緒に飾る『ピーターラビット 冬のおはなし』。

『ピーターラビット』シリーズの「キツネどんのおはなし」をもとにした楽しいしかけ絵本。ある雪の日の午後、ピーターラビットは、お母さんにたのまれてたきぎを拾いに雪のつもった森へ出かけていきました……。物語を読み進めていくと、ページのあちらこちらに小さな封筒がついていて、その中には美しい雪の結晶が入っています。集めた結晶はどうするんだろう? と読み進めていくと、最後のページに、大きなモミの木が登場するしかけが! 物語を楽しんだあとは、ピーターラビットたちと一緒になってモミの木に飾りつけをしてみましょう。絵本はとっておきのクリスマスのディスプレイに大変身します。

『ホワイトクリスマス』 作/デビッド・ペルハム 訳/きたむら まさお 大日本絵画 本体1,500円(税別)

雪がふる美しい夜のおはなし『ホワイトクリスマス』。

小さい子どもの手にもぴったりとおさまる、かわいいしかけ絵本です。サイズは小さいですがしかけは繊細でとても凝ったもの。銀色に輝く雪の結晶や緑と赤のマフラーをまいたかわいい雪だるま、つららがたれる雪深い森など、クリスマスの夜をイメージする飛び出すしかけにページをひらくごとにワクワクとさせられます。雪が積もり、銀色の月輝くクリスマスイブの夜。2人の若い夫婦が大きなプレゼントの箱を抱えて歩いていきます。2人がプレゼントを届けたのは一体だれなのでしょう……。

『くるみ割り人形(とびだししかけえほん)』 原作/E.T.A.ホフマン 再話/ジェシカ・サウスウィック 絵/ニーコ・ウン 紙工作/エフゲニア・イエリヤツカヤ 訳/富原まさ江 大日本絵画 本体2,900円(税別)

クリスマスストーリーを堪能する『くるみ割り人形』。

何もかもが特別な日、今日はクリスマスイブ。マリーはプレゼントに兵隊さんのくるみ割り人形をもらって大喜び。ところが人形をこわされてしまって……。最初のページから大きなクリスマスツリーが飛び出すしかけに心躍ります。さらに、くるみ割り人形が連れて行ってくれるのはクリスマスを舞台にした名作物語の世界。ページをめくるごとにさまざまなクリスマスストーリーが登場します。とびだしやめくりのしかけで繰り広げられる7つの物語。かわいいイラストレーションと華やかなポップアップは、クリスマスの雰囲気にぴったり。ひとつひとつの物語をじっくりと楽しんで読んでみてください。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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