DATE 2017.08.29

光と影が生み出す魔法のようなシルエット絵本。

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「光と影が生み出す魔法のようなシルエット絵本」。そろそろ訪れる秋の気配。静かな夜に光を照らしながら読んでみたい、魔法のように美しい影絵絵本です。
『モーションシルエット かげからうまれる物語』 著/silhouette books かじわらめぐみ/にいじまたつひこ グラフィック社 本体2200円(税別)

日本が世界に誇る、美しい絵本。 『モーションシルエット かげからうまれる物語』。

ページを開くとモノクロームの美しいイラスト。その真ん中には小さなポップアップが。1本の木、1羽の鳥、女の子の横顔、機関車など……。その飛び出しているしかけの部分に光をあてると、影の部分が大きくなったり、小さくなったり、伸びたり、縮んだり。イラストの上で、さまざまな物語を影が雄弁に語り出します。イラストは、左右のページで分かれています。右ページから光をあてると樹木だったシルエットは、逆に左ページから光を当てると、雨降る街並みに落ちるカミナリに変身! 左右で異なるストーリーを楽しむことができます。本作は「世界で最も美しい本コンクール」で銅賞を受賞。子どもたちだけでなく大人も魅了される、美しいシルエット絵本です。

 

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『あそびえほん なんのかげかな』 作/エルベ・チュレ ファイドン 本体980円(税別)

おやすみ前の1冊にもおすすめしたい、 『あそびえほん なんのかげかな』。

『まるまるまるのほん』などで知られるフランスの絵本作家、エルベ・チュレのあそびえほんシリーズから。部屋を暗くして、懐中電灯やライトで本を照らしてみましょう。すてきな影絵の物語がはじまります! 庭でなにか物音を聞いた親子が探検へ出発。木々の合間にいるのは、小鳥? それともリス? 木の陰には不思議な生き物がいて……。浮かび上がるシルエットは、いろんな形に見えてきます。何がいた? どこにいる? と、一緒に影の中の生き物たちを探してみてください。最後には「ゆめのくにへいこう」と眠りへと誘います。部屋を暗くしても読める影絵絵本は、お休み前の1冊にぴったりです。

 

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『かげのむこうに』 著/ヴィルジニア・アラガ・ド・マレルブ 文/のざかえつこ&いぶきけい グラフィック社 本体1700円(税別)

繊細な切り絵の森。その奥に隠れた 動物たちの物語、『かげのむこうに』。

切り絵で出来た、木々や草むらのシルエット。その奥には黒いまるまるとした“目”だけがのぞいている、さまざまな生き物たちが隠れています。ヒントは、言葉あそびのような短いテキスト。ヒントを手がかりにどんな生き物がいるか想像してみましょう。目を見張るのは、美しくデザインされた切り絵! 生き物たちが住んでいる場所を想像させる、繊細な葉の形や木々のシルエットは子どもたちのクリエイティビティを刺激してくれるはず。光を当てて、切り絵が落とす美しい影の形を楽しむのもおすすめです。

 

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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