DATE 2017.03.17

ユニークすぎることばの絵本

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「ユニークすぎることばの絵本」。数ある学びの絵本の中でも文字や言葉を斬新な切り口で紹介している絵本をご紹介。遊びながら言葉の奥深い世界へ誘います。
『よめるよめるもじのえほん』 作/こくぼみゆき 絵/しもだいらあきのり デザイン/下山ワタル あかね書房 本体1,200円(税別)

文字を読むよろこびを共有する 『よめるよめるもじのえほん』。

「てんてんやまるがつくとおもしろいおとになる」。たとえば、「ぴかぴか」、「ぎらぎら」とか。「ちいさいもじがうしろにつくとおとがはねているみたい」。たとえば、「ちぇっ」、「しゅっ」とか。そんな、文字のルールをわかりやすく、視覚的に楽しんで子どもたちに伝える文字についての絵本です。文字が読めれば、だれの持ち物か、それが何なのか、わかる。ふりがながあれば漢字だって読める。読めることでたくさんの世界が広がることを教えてくれます。下平晃道の色彩感覚豊かでポップな挿絵も、文字が読めるわくわく感をさらに膨らませてくれるはず。

 

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『LEMONS ARE NOT RED』 作/ローラ・ヴァッカロ・シーガー 洋書

シンプルなしかけで色と言葉を知る 『LEMONS ARE NOT RED』。

『いぬとくま』シリーズなどを手がけるニューヨーク出身の女性絵本作家、ローラ・ヴァッカロ・シーガーによる色と言葉の絵本。構成はとにかくシンプル。「Lemons are not RED」というテキストと赤いレモンが登場。しかし、ページをめくると「Lemons are YELLOW」と切り抜かれた同じレモンが黄色くなって現われます。それから、同じように否定文と肯定文が交互に登場し、「not」の使い方や英語での「色」の表現を知ることができます。絵もとても美しく、日本語で読んであげても、英語で一緒になって読んでも楽しい1冊です。

 

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『ことばあそび教室』 作/中川ひろたか 絵/100%ORANGE のら書店 本体1,400円(税別)

しりとり、ことばならべ、だじゃれまで! とにかく楽しい『ことばあそび教室』。

「ことば」を使った遊びがたくさん詰まった1冊。しりとりだけでも7種類! 「たべものだけのしりとりをしてみよう」「もじのかずをきめて、しりとりをしてみよう」など、しりとりの面白いルールがたくさん登場します。ほかにも「あいうえお」をならべて文章をつくったり、かぞえうたを考えたり、「おと」はおなじでも「いみ」がちがう言葉を探したり、大人でも「うーん」と、考え込んでしまうような複雑な「ことばあそび」をたくさん提案してくれます。1日1ページなど、どの「ことばあそび」をやってみるか選んで子どもたちと一緒に遊ぶと面白そう。どんな言葉が出てくるか、子どもたちの自由な発想を引き出してくれそうです。

 

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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