DATE 2017.02.20

ワクワクする工事現場の絵本

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「ワクワクする工事現場の絵本」。子どもたちが大好きな働く車がたくさん登場する、工事現場を描いたユニークな絵本を紹介します。
『こうじげんば』 著者/アンヌ・ソフィ・ボマン、ディディエ・バリセヴィック 翻訳/せきねみつひろ パイ インターナショナル 本体2,700円(税別)

工事現場ってどんなことしてる? 全部わかっちゃう!『こうじげんば』。

世界10カ国で翻訳され、今注目されている最新の『こうじげんば』絵本です。ビルはどうやって建つのか、新しい道路はどうやって作るのか。さらに、飛行機や船、ジェットコースターはどうやって作るのかなど、9つの工事現場を紹介します。それぞれに、めくったりうごかしたりする仕掛けがついていて(全部で60箇所以上!)手で触れながら工事現場を見学するように楽しめます。飛行機のつばさの中は燃料タンクになっている、とか、電車のレールを敷くための車がある、など大人も知らなかった驚きの秘密がたくさん。親子でいろいろめくって、動かして発見してみましょう。

 

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『のろまなローラー』 作/小出正吾 絵/山本忠敬 福音館書店 本体900円(税別)

のろのろ走るのにも理由がある、 名作乗り物絵本『のろまなローラー』。

道を平らにするロードローラーのローラーが重い車をごろごろ転がしながら進んでいきます。トラックや立派な自動車、そして小型の自動車まで、のろまなローラーを笑いながら追い越していきます。でも、ゆっくり走るのには、理由があるのです。童話作家の小出正吾のリズム感のある文章に、『しょうぼうじどうしゃじぷた』『しゅっぱつ しんこう!』など乗り物絵本の名手として知られる山本忠敬が絵をつけたもの。びゅーんとせっかちに走るトラックや、追い越されてもごろごろマイペースのローラーなど、車たちのキャラクターがとてもかわいらしいです。

 

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『ROADWORK』 文/サリー・サットン 絵/ブライアン・ラブロック 洋書

工事現場に響く“音”を 大胆に表現していく『ROADWORK』。

ニュージーランド生まれの工事現場絵本シリーズの1冊。『ROADWORK』では、タイトルにある通り、道路がどうやって作られていくかを紹介します。この絵本の特徴は、工事現場で響く大きな音! 土や泥をショベルカーですくってトラックに積み込む音は「BUMP! WHUMP! WHOP!」、ロードローラーが道を平らにしている時の音は「Squelch! SPLUCK! SPLAT!」など、ときに大きく、ときに飛び跳ねて、躍動感のある文字が工事現場に鳴る、威勢のいい音の世界を表現していきます。英語での“音”の表現を知るいい機会にもなりそうです。

 

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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