DATE 2016.12.19

大人も子どもも楽しめるクリスマス絵本

気になるテーマの絵本を3冊セレクトしてお届けする絵本ガイド。今回のテーマは「大人も子どもも楽しめるクリスマス絵本」。子どもたちはもちろん、大人もクリスマス気分に浸れる素敵な絵本は贈り物にもおすすめです。
『サンタクロースのふくろのなか』 作/安野光雅 童話屋 本体1,600円(税別)

自由に広がるイマジネーションの世界、 『サンタクロースのふくろのなか』。

『旅の絵本』シリーズなどで知られる安野光雅による一風変わったクリスマスの絵本。ストーリーはなく、作者である安野さんのつぶやきと共に描きかけの絵がどんどんできあがっていきます。お月様や動物たち、らっぱの楽隊、消防車や機関車……。絵が8割ほど埋まったところで、作者も気がつきます。これは、サンタクロースの袋の中なんだ!って。そこからは、大変。花火があがったり、おもちゃがたくさん出てきたり、最後にはきれいな虹もかかります。ページを進んだり、戻ったりしながら、どんな絵が増えたのか探してみましょう。絵本をくるくるまわしながら、絵を追って宝物探しをしている気分です。

 

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『モミの木』『雪の女王』 作/ハンス・クリスチャン・アンデルセン 絵/サンナ・アンヌッカ 訳/小宮 由 アノニマ・スタジオ 『モミの木』本体2,200円(税別)、『雪の女王』本体2,600円(税別)

マリメッコのデザイナーが手がけた『モミの木』と『雪の女王』。

イギリス、ブライトン出身のテキスタイル・デザイナー、サンナ・アンヌッカ。マリメッコのデザイナーとしても活躍する彼女が、冬にぴったりのアンデルセン童話2作品の挿画を手がけたシリーズ。「早く大きくなりたい」と願う、小さなモミの木が主人公の『モミの木』は、まさにクリスマスに読みたいストーリー。そして、冬の童話の定番である『雪の女王』。白いそりで走る雪の女王やオーロラが輝く雪の森など、冬の静かで美しい情景をモダンなタッチで描いたイラストは必見です。部屋に飾ってインテリアにもなる魅力的な2冊です。

 

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『HO,HO,HO!』 作/ANDY WARHOL A BULFINCH PRESS BOOK 洋書

アンディ・ウォーホルが描いた クリスマス、『HO,HO,HO!』。

アンディ・ウォーホルと言えばシルクスクリーンの作品をまず思い浮かべてしまいますが、イラストもたくさん描いていました。1950年代のものを中心に、彼のアーカイブの中からクリスマスのモチーフを集めた1冊がこちら。真っ赤なブーツとヒイラギ、カラフルなオーナメント、ゴールドでコラージュされた天使などページをめくるごとにかわいらしいイラストが登場します。また、イラストと対になるように、ウォーホルのメッセージもページを彩ります。とってもオシャレな大人のためのクリスマス絵本です。

 

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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