おもちゃのお片付けのコツは? 子どもと一緒に収納ルールを決めよう
「お片付けって楽しい!」と思える声かけからスタート
子どもがおもちゃを出して遊び始めると、あっという間にあたりが足の踏み場もないくらいぐちゃぐちゃに……という経験、ありませんか?
子どもが小さいうちは、寝ている間にママが片付けるという家庭も多いと思います。でも、できれば早く自分でお片付けできるようになってほしい!
Emiさんによれば、最初はなにも気にせずに大きめのボックスを用意して、放り込むだけのお片付けから始めるのがおすすめとのこと。
「1歳くらいのころはまだおもちゃのジャンルわけも必要ないと思います。子どもがおもちゃを投げて遊ぶようになったらチャンス! 『一緒にポイしよう!』と、遊び感覚でおもちゃをボックスに放り込むことから始めましょう」(Emiさん)
おもちゃをポイするのが終わったら、子どもたちに対して意識的に「気持ちいいね」と声かけをしていたというEmiさん。ほかにも、おむつを自分でポイッと捨てにいったときもすかさず褒めることを心がけていたそう。1歳だって、楽しんでお片付けができるんですね。
ルールはおおまかに「1ジャンル1ボックス」からはじめよう
「1ジャンル1ボックス」は言葉の通り、ブロックや積み木などのおもちゃをジャンルごとにひとつのボックスに収納すること。Emiさんの家庭では、子どもの手先が器用になって、遊びも複雑になってくる3歳ごろからこのスタイルを始めたそう。
「1ジャンル1ボックス」のいいところは、遊びたいおもちゃを好きなところに持ち運べること。何種類ものおもちゃをこまかく片付ける必要がなく、同じジャンルであればざっくりですむことなどがあります。
だから、中身がなにかわかりやすいように、それぞれのボックスはオープンなもののほうがいいそう。子どもが小さいうちは、できるだけ扉やふたのない収納アイテムを選びたいですね。
お片付けの「めじるし」は分かりやすくイラストや写真で!
「1ジャンル1ボックス」は並べたときに統一感を出すために、ボックスのカラーや形を揃えるのもポイント。
ただ、そうすると、どのボックスにどのおもちゃを入れればいいのか分からなくなってしまいます……。そこでEmiさんは、それぞれのボックスに分かりやすい目印をつけることにしたそう。
「保育園でもやっていたのですが、おもちゃのイラストを書いたり、写真に撮ったりして、わかりやすい目印を作ります。これなら、まだ文字が読めない小さな子どもにも、どこにどのおもちゃを入れればいいのか一目瞭然!」(Emiさん)
学研ステイフル×OURHOMEの収納ラベル「めじるしポケット」なら、撮った写真をポケットにいれてボックスに貼るだけで目印の完成です。
おもちゃの整理は入学前がベストタイミング
収納場所を決めても、子どもの成長とともに、いつのまにか増えるおもちゃ。子どもたちが小さいうちはおもちゃの要・不要をEmiさんが決めていたといいます。でも3歳のときに一緒に取り組むことにしたそう。
整理のタイミングは「1ジャンル1ボックス」があふれてしまったとき。手順はこうです。
1.おもちゃボックスの中身を全部だす。
2.子ども自身に「これからも遊びたいもの」「残したいもの」を選んでもらう。
3.これからも遊ぶ大好きなおもちゃを元の箱に戻します。
4.不要になったおもちゃはリサイクルや友人にゆずるなど活用します。
大事なのは、これからも持っておきたいものを選ぶ「ポジティブ」な作業にすることなのだそう。自分で選んだものは、より大切にしようという気持ちにもなります。
「そのほか、おもちゃを整理するタイミングとしては、小学校の入学前がベストだと思います。子どもも新生活に胸を踊らせているとき。『小学生になったら、あたらしいものが増えるから場所を作ろう!』と声をかけて、始めましょう」(Emiさん)
次回は、子どもが自分で身支度できる仕組みづくりや「自分でやりたい気持ち」「自分でやれる力」の育み方をご紹介します。
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