秋風が吹き始めたこの時期こそ、ローファーのおしゃれが一番楽しい季節かもしれない。晴れた日なら、まだ素足でもOKだし、ちょっと肌寒い日は、無地? アーガイル? ボーダー? と合わせるソックスに頭を悩ませるのもまた楽しい。本格的な寒さが訪れる直前の今だからこそ楽しめる着こなし、履きこなし、というものがある。
この秋、チョイスに迷ったら「J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)」のトリプルソールローファーを。1940年代の誕生から変わることのないフォルムで世界中のファンを虜にしてきた、ブランドを代表するシグニチャーローファーのトリプルソールバージョン。特徴的なエプロンや、まるでカモメのようなカッティングが施されたベルトなど時代を超えたスタイルに、ボリューミィなソールでモダンなムードを醸している。スーツはもちろん、チノにジーンズにと合わせるボトムを選ばないところも優れたデザインだからこそ。何より歩けば歩くほど足に馴染んでいく上質なボックスカーフレザーだから、季節を、そして時代を重ねるごとに愛着が増し、まるで家族やパートナーのように自分と歩んでくれるのも魅力だ。
伝統を重んじながらも、未来への歩みを止めることのないというブランドの息吹が聞こえるシューズは、まさにこれから新しい時代を生きていく男性たちの足元を彩るに相応しい一足と言えよう。