〈COS〉待望のオンラインストアがオープン! クリエイティブ・ディレクターが『Fasu』に明かす、子ども服の未来とこれから
ミニマルにしてアーティ。無駄のないデザインながら、どこか遊び心を感じさせるディテールやプリントを効かせ、大人顔負けのモダンな子どものスタイルを提案する〈COS〉のキッズライン。日本でのオンラインストア(https://www.cosstores.com/jp)のローンチを記念して、ブランドのクリエイティブ・ディレクター、カリン・グスタフソンに話を訊いた。
──まずは今回のオンラインストアのロンチで、初めて〈COS〉を手にする日本のカスタマーにメッセージをお願いします。またどんな風にECショッピングを楽しんで欲しいですか?
デジタルショッピングが大変身近な存在となっている今日、日本でもこの度〈COS〉のオンラインストアがローンチして、日本全国の皆さんに私たちの商品が提供可能となり、非常にワクワクしています。
〈COS〉公式サイトでは、アートやデザインの世界、ならびにそこから受けたインスピレーションと私たちのコレクションとの関係性について、理解を深めて頂く事ができる「About Us」というページがあります。私たち〈COS〉のクラフトマンシップやデザインに於けるインスピレーションを知って頂くと、より一層ショッピングを楽しんで頂けると思います。
──ベビー、キッズラインのデザインにおいて、大切にしていることや意識していることは何でしょうか?
〈COS〉のそれぞれの商品にはデザインのみならず、クオリティや機能性が考慮されています。また、子ども向け商品に於いては、遊び心のある色使いや意外性のあるプリントなどのデザインも入れつつ、着心地や汎用性の高さも重要視しています。子ども服は、着た時の動作性や生地の柔らかさ、お手入れのしやすさなどが最も重要であると考えているので、それらの要素を保証してくれるベストな素材の研究の為に非常に多くの長い時間をかける様にしています。
──海外の〈COS〉のECでは、絵本の販売やSpotifyとの連動など、ユニークな仕掛けも魅力的です。今後デジタル展開をしていく上で、どんなことをしてみたいですか?
〈COS〉としてのブランドの世界観や哲学を反映すべく、ホームウェアや音楽、アートなどの商品や、私たちが素晴らしいと思うブランドの商品なども他の国のオンラインストアでは扱っていたりします。デジタルプラットフォームでの事業拡大に伴って、この様なコンテンツの拡充や革新的なサービスの導入などを考えており、これからも〈COS〉のオンラインストアが皆さんにとってより良いものになっていく様、成長していきたいと考えています。もっとこれからは日本のお客様の事についての研究をして、ずっと皆さんに喜んで頂けるようにしていきたいです。
──育児に仕事に家事にと、いつも忙しく、でもスタイリッシュでありたい日本のママにオススメしたいアイテムやオススメの着こなしがありましたら教えてください。
〈COS〉では、すべてのコレクションに機能性が考慮されています。それぞれの商品がモダンでスタイリッシュでありつつ、快適さと動きやすさも提供しています。例えば、タイムレスなデザインを施されたドレープドレスは軽量である上に、夏には通気性のあるオーガニックコットン素材のもの、寒い季節には心地よいメリノウール素材のものがあるので、忙しい毎日を過ごしている方たちにとっては万能なアイテムだと思います。時間をかけて色々な洋服の着心地や機能性を試して頂ければ、自分にぴったり合う洋服が見つけられると思います。やはり、洋服を着た時に生まれる自信や、着心地の良さを感じて頂く事が重要であると思っています。
──今後、日本において、〈COS〉はどんなブランド、また存在になりたいですか?
世界40カ国以上のマーケットに於いて、「高品質なデイリーウェア」、「クラシックさの再解釈」というブランド哲学を忠実に守って、モダンで機能的、且つ、快適な着心地を実現する服作りのアプローチを行ってきました。新しい市場への進出や成長に伴って、〈COS〉は常に進化しますが、私たちの価値観には常に忠実であることを望んでいます。ファッションの仕事は常に未来に目を向けなければならず、サステナビリティという課題は私たちのデザインプロセスの最前線にあり続けます。時間が経つにつれて、日本のお客様たちが〈COS〉を信頼するブランドであると認めて下さり、私たちの商品を大切に長い間愛用して頂けることを願っています。