DATE 2021.09.24

「おうちギャラリー」始めませんか?増える一方の子供の絵や工作のクリエイティブなディスプレイ術

増え続ける子供の絵や工作、どうしていますか? 今回は、子供のクリエイティビティを刺激して、しかも作品の整理もできる、とっておきのディスプレイ術をお届けします!

子供には常にクリエイティブであってほしいと思うのが親心。今の彼らの感性でしか創り出せない絵や工作を、どんどん生み出してほしいし、見てみたい。とはいえ、増え続ける作品を前に途方に暮れ、気がつけば子供部屋に氾濫中、なんてことも!?

 

そんな悩みを解決するのが、「おうちギャラリー」というディスプレイ術。

これは、子供の作品をアーティストの個展のように、期間を決めて飾るというもの。例えば1〜2週間、数点の作品を飾り、期間を過ぎたら引き上げて、別の新たな作品を飾る。そうすることで、次々生まれる子供の絵や工作を、部屋の片隅で眠らせることはなくなります。

引き上げた後の作品は、子供と相談して、取っておくものと処分するものを決めるのがおすすめ。処分するものも写真で押さえて思い出として残せば、子供も納得してくれ、整理もしやすくなりますよ。

 

それでは具体的に、「おうちギャラリー」を始めるための4つのテクニックをご紹介します。

 

01.家のパブリックなスペースに展示する

子供の絵や工作というと、つい子供部屋に飾りがち。でも、実は子供って、自分の部屋に飾られても、ちっともうれしくないのです。なぜなら、家族のみんなに見てもらって、褒めてもらいたいから。

なので、「おうちギャラリー」の展示は、家族のみんなの目に留まるパブリックスペースにするのが正解。リビングルームの窓辺や棚の上、廊下の壁や玄関周りなどがおすすめです。

その際、スペース自体は小さくてもOK。期間限定で入れ替えるから、数多く飾れなくても問題ありません。

02.作品にはタイトルを添えて、ギャラリー気分を盛り上げて

美術館やギャラリーで見る、作品のタイトルや説明書きを真似て、子供の作品にもタイトルを書いた小さな紙を添えてみて。これだけで、“ギャラリー感”が俄然アップします。

タイトルを子供に考えてもらう作業が、これまた、おもしろい。作品に対する思いだったり、作品から生まれた新たな物語についてだったり。タイトル1つにも子供の自由な個性が表現されて、「おうちギャラリー」の見どころとなるはず。

小さな紙にタイトルを書いて。我が家の息子のつけるタイトルは、かなり長めで独特な表現。それが毎回楽しみ。
小さな紙にタイトルを書いて。我が家の息子のつけるタイトルは、かなり長めで独特な表現。それが毎回楽しみ。

03.壁に飾る絵は、スチレンボードを貼ってパネル仕立てに。

スチレンボードとは、発泡スチロールでできた厚みのあるボード。文房具店やホームセンターなどで手に入りますし、百円ショップでも「カラーボード」という名前で売られています。

この厚みのあるボードを絵の裏に貼ると、絵に立体感が生まれ、ギャラリーのような雰囲気が生まれるから不思議。アートフレームに入れるのはちょっと大変だけど、このパネル仕立てなら、ずっと手軽にできるのでおすすめです。

 

スチレンボードの厚みが加わるだけで、子供の作品がアートの佇まいに。スチレンボード自体はとても軽いので、粘着シートなどで壁に付けられます。

スチレンボードの厚みが加わるだけで、子供の作品がアートの佇まいに。スチレンボード自体はとても軽いので、粘着シートなどで壁に付けられます。

絵のサイズにスチレンボードをカットした後、のりで貼り付けるだけ。手軽にパネル仕立てが完成。

絵のサイズにスチレンボードをカットした後、のりで貼り付けるだけ。手軽にパネル仕立てが完成。

04.スペースがない! ならばワゴンを活用すべし

パブリックスペースに飾りたいけど、いい場所がないというなら、ワゴンを使ってみるのはいかが?

ワゴンの一番上の段は、子供の作品を展示するのにちょうどいい高さと広さ。下の段には子供の工作活動に必要な道具も収納できるし、何より、移動できるのが便利。ワゴンを運べば、家の中、どこでもギャラリーに。

ワゴンの上段は、立体的な工作を飾るのにちょうどいいスペース。
ワゴンの上段は、立体的な工作を飾るのにちょうどいいスペース。

子供の作品を素敵に、効率よく飾れる「おうちギャラリー」。「次はこんなものを作って、飾ってもらいたい!」と、子供の創作意欲も大いに刺激すること間違いなし。

 

この芸術の季節に、早速、始めてみるのはいかがですか?

 

 

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