【GAME3】「ドイツ年間ゲーム大賞」受賞作。大逆転ありのおばけのすごろく
【特集】MADE IN GERMANY で過ごす、家族のゲーム時間
車にインテリアに知育玩具…、Fasuファミリーにも馴染み深いMADE IN GERMANY。実はアナログゲームもハイレベルって知ってましたか?家族で過ごすゲーム時間を楽しむドイツで生まれた、知性も感性も刺激する選りすぐりのカード&ボードゲームを一挙紹介
すごろくなのに、ゴールするまで誰が勝ったか分からない ⁉︎
「ドライマギア」 ガイスタートレッペ おばけだぞ〜
上質な木のおもちゃや幼児教育のメソッドに基づく知育玩具などが有名なドイツは、実は現代ボードゲームの本場でもある。1979年に設立された『ドイツ年間ゲーム大賞』はボードゲーム界で最も権威ある賞となり、世界中で愛されるゲームを数多く輩出している。
そんな誉れ高い『ドイツ年間ゲーム大賞』において、2004年のキッズゲーム大賞に輝いたのがこちらの「ガイスタートレッペ・おばけだぞ〜」。
スタート時は一般的なすごろくのルールと同じで、それぞれのカラーのコマを動かして進んでいく。
だが、サイコロに描かれたおばけの目が出ると、コマはおばけに飲み込まれ変身してしまうというのがこのゲーム独特のルール。つまり、最初は色で誰のコマか判断できていたのが、途中から全員がおばけの姿に変身してしまい、誰が誰のコマを進めているのかわからなくなってしまうということに。だから、ゴールにたどり着いても自分のコマという保証はなく、誰が勝ちが最後までわからない、
小さな子どもでも理解できる簡単なルールで、3、4歳頃の比較的低年齢から遊ぶことができるのも嬉しいポイント。最後まで自分のコマを見失わない、研ぎ澄まされた集中力と記憶力を必要とするので、サイコロ運の強い人が勝てるとも限らず、最初はビリでも大逆転の可能性だってあり。「自分のコマを間違えるわけがない!」と思った人こそぜひ挑戦を。やってみるとその難しさに驚くはず。
Fasu編集部もやってみた!
■対象年齢:3、4歳〜
■人数:2〜4人
■1回にかかる時間:約10〜15分
■2004年ドイツ年間キッズゲーム大賞受賞
<基本の遊び方>
・サイコロをふって出た目の数だけ進んでゴールを目指す。
・サイコロのおばけの目が出たら、自分のコマ(自分が既におばけの場合には人のコマ)におばけをかぶせる。おばけをかぶせたら、ゴールに着くまで中のコマの色を確認することはNG。
・全員がおばけになった後、さらにサイコロでおばけの目が出た場合は、どれか2つのコマの位置を入れ替える。
・自分のコマがどれか分からなくなっても、中身が自分のだと思うものを動かす。
・最初のコマがゴールに到着したら初めて中身を確認。中のコマの持ち主が一等!