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新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、Family Treeは、家族一緒のおうち時間を応援します。
特別編・第2回は、フード・ケータリング『MOMOE』を主宰する、料理家の稲垣晴代さん。都心の見晴らしの良いヴィンテージマンションをフルリノベートしたスタイリッシュなキッチンで、家族の心を豊かにするものとは。
食べることが家族をつなぐから、キッチンが主役のLDKに。
住み慣れた都心の地で見つけたヴィンテージマンション。自身のアトリエからも徒歩圏内という好立地で、何より南側の大きな窓から見える景色と、たっぷりと注ぎ込む日差しに家族で惚れ込んだ。ここに暮らしているうちに、料理の撮影の仕事が増えていき、たくさんの調理器具が揃う自宅でも撮影ができるようにと、LDKを大きくリノベート。ママになったことをキッカケに安全な食への思いが募り、稲垣さんの人気のケータリング同様に、このキッチンでも有機栽培の野菜や自然食材を中心に使う。同時にたくさんの調理器具も美しい器の数々も、仕事だけでなく、毎日の家族の食事を豊かにしている。出勤前の忙しい朝でも、夫と小学校6年生の娘と一緒に、キッチンとひとつになった大きなテーブルで野菜たっぷりのおいしい朝食を囲んでいる。
Q. ご自宅のキッチンへのこだわりや、気に入っている場所はどこですか?
A. 古いマンションですが、5年ほど前にキッチンとリビングを大きくリノベートしました。漆喰で大きなアイランド兼ダイニングテーブルを造作して、ここで食事もできるし、自然光が入るので料理の撮影もしています。この造作テーブルの下に冷蔵庫を隠すように設置しているんです。冷蔵庫は、ホシザキの業務用コールドテーブルを入れました。
Q. ご自宅のキッチンを作る際、何をいちばん大切にしましたか?
A. とにかく、収納の多さにこだわりました。このキッチンで料理撮影もできるように、ボウルや鍋、器など、たくさんの調理器具が収納できる棚を多く作りました。また、以前は壁に向かって料理するようにガスコンロもシンクも壁沿いにあったのですが、いまは家族に背を向けることなく、家族の顔を見て会話をしながら料理できるようになりました。
Q. 稲垣さんが特に気に入って使っている、道具や器を教えてください。
A. 調理器具は合羽橋や、自由が丘のセレクトショップなどで良く購入します。「おろし金付きスプーン」は、生姜やニンニクなどをすりおろしてスープなどにそのまま混ぜられるのでよく使っています。「貝印のスライサー」は、包丁を使うのが面倒な時、スライサーでさっとスライスできるので便利です。「無印良品のジャムスパチュラ」は、瓶に入ったジャムやペーストなど綺麗に取れるし、少量の物を混ぜるに使いやすくて重宝しています。ワンプレートで済ませるのにちょうど良い「オーバル皿」や、お皿が5つに分かれている「五感皿」も、おかずを乗せやすく、洗い物が少なくて済みます。コロンと丸い「木のお椀」も、持ちやすくて、具沢山の味噌汁によく使用しています。
Q. 毎日の家族の食事について、どんなことを意識していますか?
A. 朝は一汁一碗。具沢山のお味噌汁と羽釜で炊いたご飯です。昼・夜は、野菜が5種類以上とれるようにメニューを考えています。出勤する前に家族で朝食をとり、夕ご飯の仕込みをしておくことが多いですね。
Q. 子どもたちが喜ぶ、母の手料理の十八番は何ですか?
A. テリヤキチキンと、オムライスです。
Q. 家にいて、「幸せ」や「ぬくもり」を感じるのは、どのような時ですか?
A. やっぱり、家族みんなで食卓を囲めることですね。今日何をするのか、何をしてきたのかなど色々話せる大切な時間でもあります。
Q. 稲垣さんにとって「豊かな暮らし」とは、どのようなものですか?
A. 好きなものに囲まれて、余裕を持って過ごせることだと思います…
※「重量木骨の家」ホームページへ遷移します。
稲垣晴代/いながき はるよ
飲食店、カフェ料理長、ケータリング業務に関わり、現在は自身のフード・ケータリング「MOMOE」を主宰する料理家。有機栽培、自然栽培の野菜を使用し、自然食にこだわったメニューが、有名人やモデルたちから絶大な指示を得ている。近著に『MOMOEの作りおき』(宝島社)がある。