DATE 2020.04.24

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〈キッザニア東京〉の『KIDZANIA AWARD PROGRAM 2019 /スニーカーデザインコンテスト』受賞者決定!審査会・靴制作工程をレポート

〈キッザニア東京〉内〈ムーンスター〉の「くつ工場」パビリオンで開催された『KIDZANIA AWARD PROGRAM 2019 /スニーカーデザインコンテスト』。たくさんの応募の中から、〈キッザニア〉賞、〈ムーンスター〉賞、特別賞が選ばれました。各社が集まり行われた審査会から靴ができるまでの工程、靴完成までの模様をレポートします。デザインコンテストの詳細はこちら

各社が集まって行われた審査会

“新しいことに挑戦したくなる靴”をテーマに応募を募った「スニーカーデザインコンテスト」。受賞者を決めるべく、〈キッザニア〉〈ムーンスター〉〈MilK(現Fasu)〉の3社合同審査会が〈ムーンスター〉本社にて行われました。

まずはエントリーされたデザイン案を壁にはりだし、審査員が1人3点ずつ選出。自社のロゴが入った紙をデザイン案に貼っていきます。

選考会はとても和やかな雰囲気。「どれもよくて迷ってしまう。選ぶのが難しいね」との声があちこちから聞こえてきます。子どもたちが一生懸命考えてデザインしたユニークな作品に、思わず審査員たちも顔がほころびます。

壁に並べられた、たくさんのデザイン案。各社の審査員たちがデザイン案のコメント欄に書かれたコンセプトやエピソード、デザイン性といった観点をもとに、真剣に話し合いながら悩みに悩んだ末、それぞれの受賞者が決定しました!

〈キッザニア〉賞は兄弟愛から生まれた華やかなデザイン

〈キッザニア〉賞に選ばれたのは、7歳の男の子・きょんきょんさんが、まもなく3歳になる妹さんのためにデザインした作品。春らしく花がたくさん散りばめられた可愛らしいデザインです。

 

〈キッザニア〉審査員のコメント:

「お兄さんが妹さんのことを考えてデザインしてくれた様子を想像すると、とても温かい気持ちになりました。また、アクティビティの開発中に、ペーパークラフトを履きたくなるほど気に入ってくれるといいな、と思っていたので、妹さんがペーパークラフトを履いた写真を見てとても嬉しくなりました。このスニーカーで幼稚園もキッザニアも楽しくスタートしてほしいと願っています」

〈ムーンスター〉賞は空手帯がモチーフのスタイリッシュデザイン

〈ムーンスター〉賞に選ばれたのは、空手を頑張る小学生の男の子・hirotoさんの作品。空手の帯の色である緑と黒を基調とし、格子柄がアクセントになったスタイリッシュなデザインです。

 

〈ムーンスター〉審査員のコメント:

「hirotoさんは頑張っている空手をもっと強くなりたいという思いを込め、目指す緑帯や黒帯の色をデザインに取り入れてくれました。どんな時もスニーカーがhirotoさんを足元から支え応援してくれます。ムーンスターも挑戦する子どもたちの背中をそっと押して差し上げられるような靴を作れれば何よりです。黒帯スニーカーと一緒に応援しています」

〈MilK(現Fasu)〉が選んだのはトレンドをおさえたカラフルデザイン

〈MilK(現Fasu)〉が特別賞に選んだのは、4月から小学生になる女の子・sanaさんの作品。多数の色をバランスよく配置した、カラフルでおしゃれなデザインです。

 

〈MilK(現Fasu)〉審査員のコメント:

「奇抜で大胆なカラーリングだけど、ちゃんとまとまっているところがセンス抜群です。さらに、いまのスニーカートレンドの潮流にのっているところもすごいなと感心しました。このスニーカーを履いているsanaさんは、まさにファッションリーダー。小学校に入ってもこのファッションセンスをどんどん磨いていってください」

各社がそれぞれの観点で受賞者を決めた3つの賞。3賞とも個性が光る素敵なデザインが選ばれました。以下、受賞者のコメントをご紹介します。

〈キッザニア〉賞/きょんきょんさんのコメント:

「入賞と聞いて嬉しかったです。くつ工場でつくった紙の靴と同じものが本物の靴になると聞いてびっくりしました。妹のために頑張って考えたデザインなので、早く妹に履いてもらって気に入ってほしいです。大きくなってもずっと履いて欲しいなと思っています。靴にたくさん咲いたお花をみて楽しい気持になってもらえたら嬉しいです。この靴を履いたら一緒にいろんなところへお出掛けしたいです」

 

〈ムーンスター〉賞/hirotoさんのコメント:

「僕はまさか選ばれるとは思わなかったんですけど、選ばれたのが嬉しかったです。靴がもらえるのがとっても楽しみです。いまはコロナの影響で空手を休んだりしていますが、家で腕立てや腹筋、型の練習を頑張っています。早く黒帯になりたいと思います」

 

特別賞/sanaさんのコメント:

「賞をもらえてとっても嬉しい!ありがとうございます♡自分が考えた靴が本物の靴になるなんて、とってもすごいし、大好きになる!本物の靴になったら、4月から入学する小学校でいっぱい履きたいな♡いっぱい遊んでいっぱい走って隠れんぼするのが楽しみ♡」

 

きょんきょんさん、hirotoさん、sanaさん、おめでとうございます!

工場でデザインをかたちに

受賞者が決定し、いよいよデザインをかたちにすべく、靴制作が始まります。福岡県久留米市にある〈ムーンスター〉靴工場でのスニーカー制作(ヴァルカナイズ製法)の工程を追っていきます。

まずはスニーカーのアッパー(甲部分)の材料となる表布と裏布を接着剤で貼り合わせます。次に、設計図に基づいてつくられた刃型で打ち抜いて、甲部分のパーツを作成。基本的な縫い合わせ作業は職人が工業用ミシンで行います。平面のパーツを立体的に縫製する熟練の職人の手仕事に注目です!

パーツ同士をミシンで縫い合わせる
靴紐を通す穴にハトメ加工を施す

スニーカーの底がゴムの場合には、ゴムの原料に硫黄などの薬品や顔料を混ぜて練ります。粘土のようにやわらかく練ったゴムを機械で板状に延ばし用途に合わせて裁断します。

続いて、成型作業に入ります。アッパーをアルミニウム製の靴型にかぶせ、形を整えてから中底を糊付けし、ゴム底を取り付けます。

アッパーをアルミニウムの靴型にかぶせる
爪先のゴム(先ゴム)を貼ってからゴム底を貼る。
飾りテープを貼り付ける(その後、はがれないように機械でしっかりと圧着する)

いよいよ加熱・加圧して仕上げ作業に入っていきます。加硫缶と呼ばれる大きな窯に成型した靴をいれます。原料ゴムに硫黄を加え圧力をかけて熱すること(加硫)でゴムの分子同士が結び付き、丈夫で弾力性のあるゴムになるそう。加硫することにより接着が協力になるとともに形が安定していきます。加硫缶の中はおよそ4気圧。110〜130℃の熱を約1時間程加えます。

成型後の靴を加硫缶に入れ、圧力と熱を加える
熱された靴を加硫缶から取り出す

最後に、形の歪みや汚れがないか、底がしっかりと接着されているかなどを検査します。検査が終わったら、靴を箱に入れ、最後に箱ごと金属探知機にかけ、安全かどうかを確かめてから出荷します。

こうして受賞作品の靴が完成しました!再現性が高く、とっても素敵な靴に仕上がっていますね。

先日、受賞した子どもたちに完成した靴を贈呈しました。自分のデザインしたペーパークラフトが本物の靴になった喜びはひとしお。ぜひ、たくさん履いて世界に一つしかない自分だけの靴を存分に味わってくださいね。

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