秋の夜長、そしておうち時間が増える今こそ、日々どれだけ自分をケアできているかを立ち止まって考えるチャンス。冷え切った体をお風呂でゆったり温めたら、自分の手でヒール＆マッサージして、じっくりとスキンケア＆ボディケア＆インナーケアを。時代を反映するように、2020年の秋は脳の視床下部にダイレクトにアプローチする芳香成分や、経皮吸収させる植物成分の力を生かしたケアアイテムがたくさん登場。アロマ、オイル、クリームほか副交感神経を優位にし、マインドフルを叶え良眠へと誘う話題のアイテムで、明日も健やかに。

カーミングのためのストレッチやヨガの時、また、就寝前の部屋の香りづけに最適な「アスレティア」のスイッチングアロマオイル。タスクに溢れた頭の中をリセットする“MINDFUL”、心地よい睡眠のために“SLEEP”は、自分だけでなくパートナーや仕事後に子供との時間を過ごす時のリセットアロマとしてもおすすめ。また、お風呂上がりには、ほのかなローズが香る、静謐な時間へと誘うボディクリームを。しっかり潤いながら、強すぎない優しい香りがジェンダレスでいい。

赤ちゃんと触れ合ったり、ハグやキスなどのスキンシップにより分泌され、ストレスを緩和し、血圧降下作用もある、通称幸せホルモンと言われるオキシトシン。そして痛みやストレスが加わった時に鎮痛作用として分泌され、ランナーズハイにも関わる幸せホルモンβ-エンドルフィン。このふたつの分泌量を精油の力でアップさせるという驚きの研究成果を生かした「ザ パブリック　オーガニック」のシャンプー＆トリートメント。昨年発売されるや否や、幸せになれるシャンプーと一世風靡したこちら、この秋、ダメージケア機能がパワーアップ。お墨付きのうっとりする香りと共に、夜洗髪タイムで幸せホルモンアップを図ろう。

インナーケアに敏感な人々の間で、心を落ち着かせたい時や、気圧の変化による頭痛、ガサついた肌のケアに、ヘンプから抽出したCBD（カンナビジオール）配合のケアアイテムに頼るという人が増えている。2010年にスロベニアで生まれた「ヘンプタッチ」では、有機農法で栽培・抽出されたヘンプオイルを使用。心身に影響するさまざまな機能を調節する成分と言われるCBDのほか、テルペン、ビタミンA、マグネシウム、鉄分、カルシウムを豊富に含んでいることが特徴だ。CBDオイルは舌下に垂らして摂取。緊張感をゆるめたり、偏頭痛の緩和にと多岐にわたる効果が期待できる。併せてシアバター、マンゴバター、ビタミンEが含まれたバームで肌荒れを集中保湿も。

女性の一生に寄り添う「Waphyto(ワフィト)」は、植物療法士として知られる森田敦子氏が全面的に開発し、この秋誕生した植物療法を基礎とする新ブランド。環境負荷の削減、日本の奥三河の肥沃な土壌で栽培された植物を主原料としたフィトサイエンスを生かすなど、最先端でありながら古来からの叡智を活用。ボディケアでは、東洋医学の気・血・水論をベースに、内外ストレスや肌状態などから導いた、気＝バランス（疲労、イライラ、寝つきの悪さ）、血＝エンハンス(肩こり、クマくすみ、冷え)、水＝アンワインド(むくみ、便秘、面倒くさがり)の３種のオイルをラインナップ。適量を手に取って、マッサージするようになじませて。

中医学、鍼灸、アロマテラピーを学んだ創始者アニー・デマミエール氏によって2010年にイギリスで設立された「デ・マミエール」。睡眠を熟知し、自身のクリニックでのモニタリングを経て製品化されたナイト＆デイオイルシリーズより、夜ケア３品をご紹介。何度も目覚めてしまう過敏な心を穏やかにするには精油ブレンドの“アンカーバーム S”でマッサージを、覚醒して寝付けない時にはロールオンタイプの“セトルオイル S”を手首の内側に、不安感が離れない時などは“スーズオイル S”を夜のルーティンに加えてみて。

月のバイオリズムに着目してリリースされた、エミングシリーズからバスエッセンスが登場。イライラや気分の落ちこみ……女性なら一度ならず経験しているゆらぎの時には、この精油たっぷりのバスエッセンス で、自分を気持ちよくさせてあげよう。保湿力のあるアボカド油をベースに調合を変えたこちら。ザワザワした心を多幸感で浸すような“カーミング”、些細なことに敏感に反応してしまう時に優しさで満たすような“ウーマン”、元気を発揮したい時の“リフレッシュ”の３種で展開。自分や親しい友達へのプレゼントにもおすすめ。