DATE: 2020.09.01

川内倫子の新作写真集『as it is』。刊行記念の個展も開催

川内倫子が自身の出産から約3年間、子どもの姿や身近な風景を撮りためて構成した新作写真集『as it is』を刊行。その発売を記念した個展が、2020年9月4日(金)〜10月11日(日)まで恵比寿のブックショップ「POST」で開催される。

Fasuの人気連載「そんなふう」でもおなじみの写真家、川内倫子の新作写真集『as it is』が発売に。2001年に発表された初写真集『うたたね』から20年近い歳月のなかで、日常の出来事から外の世界へとまなざしを向けながら、近作『Halo』では遠い宇宙を感じさせるイメージを切り開いてきた。最新作は、自身の子どもや家族とともに目の前の日常風景を見つめ直す、原点回帰ともいえる作品に。また本作は、現在進行形で綴る家族の物語でありながら、子どもという生命力あふれる存在の普遍性にも迫っている。

自然と光の美しさ、暮らしの中で見つける小さな生き物たち――身の回りのささやかな物事に宿る生命の美しさを切り取った作品は、何気ない日々の切実さを改めて大切に思う現在だからこそ、これまでとは違う層を見せながら、新しい時代を生きる私たちの心にそっと寄り添ってくれる。

また、写真集の刊行を記念して、2020年9月4日(金)〜10月11日(日)まで恵比寿のブックショップ「POST」にて個展「as it is」も開催。ぜひ、家族みんなで足を運んでみては。

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

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