DATE: 2019.08.20

『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督作。映画『ディリリとパリの時間旅行』が公開

フランス国民教育省の支援を受ける注目のアニメーション作品『ディリリとパリの時間旅行』が、2019年8月24日(土)より公開。パリの老舗メゾン〈ヴァン クリーフ&アーペル〉がイメージ提供をした劇中のジュエリーにも注目。
ディリリとパリの時間旅行
© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

パリ好きにはたまらないアニメーション映画が公開!

仏アニメーション界の巨匠、ミッシェル・オスロ監督の最新作『ディリリとパリの時間旅行』が、2019年8月24日(土)より公開されます。第44回セザール賞(仏版アカデミー賞)で「最優秀アニメ作品賞」を受賞した本作は、19世紀末から20世紀初頭“ベル・エポック”時代の美しいパリを舞台に、ニューカレドニアからやってきた少女ディリリが友人オレルと共に、街で起こる少女連続誘拐事件の謎を解いていく冒険物語。エッフェル塔、オペラ座、ヴァンドーム広場など、パリ好きにはたまらない名所がたっぷりと描かれるほか、キュリー夫人やピカソ、マティス、モネ、プルーストらこの時代を代表する偉人たちも続々と登場し、ディリリとオレルのために協力していく展開も見所の一つとなっています。

ディリリとパリの時間旅行
© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

〈ヴァン クリーフ&アーペル〉がジュエリーデザインをサポート

本作では、ディリリの協力者であるソプラノ歌手、エマ・カルヴェが身に付ける2つの魅惑的なジュエリーが、パリの老舗ジュエラー〈ヴァン クリーフ&アーペル〉のヘリテージコレクションからイメージ提供を受け描かれていることでも話題に。また劇中では、ヴァンドーム広場に実在するメゾンの本店が、あえて遊び心を加えてロワイヤル通りに描かれている点も注目です。このように〈ヴァン クリーフ&アーペル〉の美しい世界が、オスロ監督の洗練されたアニメーションにより一層華を添えています。

ディリリとパリの時間旅行
© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

作品に込められた“フェミニズム”メッセージ

芸術性に富んだ映像だけでなく、少女誘拐事件を通して、女性が社会で男性支配から解放され自由に活躍することを訴える、“フェミニズム”メッセージが込められている点も見所の本作。その教育的価値の高さからフランスでは国民教育省の支援を受け、国内で広く上映されています

ディリリとパリの時間旅行
© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

また日本語吹き替え版では、新津ちせがディリリ役を、斎藤工がオレル役の声を熱演。キャラクターにマッチした2人の声が、作品にフレッシュな魅力を与えています。女の子のお子さんがいるご家族はもちろん、フランスの教育現場で称賛を受けた作品が気になるという方も、ぜひ劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

こちらの記事もあわせてチェック

夏休みは家族で映画鑑賞!2019年サマームービー特集

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】