DATE: 2019.08.07

〈アルテック〉長坂常による「カラリン」シリーズ日本初お披露目&発売を開始!

〈アルテック(Artek)〉は、長坂常が手掛ける「カラリン」シリーズを、2019年8月23日(金)よりCIBONE Aoyamaで開催する「Artek FIN/JPN Friendship Collection」にて日本初お披露目、同時に日本発売も開始します。

伝統的な技術を現代のデザインへと昇華

日本とフィンランドが外交関係樹立100周年を迎えた2019年4月、〈アルテック〉は、ミラノデザインウィークにて、「FIN/JPNフレンドシップコレクション」を発表しました。「FIN/JPNフレンドシップコレクション」は、両国の建築家やデザイナーとのコラボレーションにより、100年に渡る親交関係を続けてきた両国の共通する伝統と文化を現代へと受け継ぐ7つの製品をラインナップしたシリーズです。

スツール 60 カラリン

そのひとつ、「カラリン」シリーズは、建築家でありデザイナーの長坂常が〈アルテック〉のスタンダードコレクションの表面に日本の伝統技術をプラスしました。それは、長坂常が編み出した、「浮造(うづくり)」と「津軽塗り」を掛け合わせた「カラリン」という彼独自の方法です。今回ラインナップされた「スツール60」、「153ベンチ」、「901ティートロリー」の表面には、木質が柔らかいパイン材突き板を使用しています。表面の柔らかい部分を削る、浮造仕上げにより、木目の凹凸がさらに強調され、陰影豊かな表情が生まれます。その後、津軽塗りを応用し、2色のラッカー塗装を重ねて乾かし、最終的に表面を研磨します。その工程により、自然の木目にふたつの色が浮かび上がり、まるで地形図のような有機的な曲線が現れます。

153B ベンチ カラリン

8月23日(金)より、CIBONE Aoyamaで開催される「Artek FIN/JPN Friendship Collection」では、日本で初めて「カラリン」シリーズを発売するだけではなく、「FIN/JPNフレンドシップコレクション」の全てを見ることができます。また、Artek Tokyo Storeでは9月4日(水)より、「カラリン」シリーズのウィンドウを展開し、「カラリン」シリーズ全ラインナップの発売を開始します。〈アルテック〉のオンラインストア、Artek Webstoreでは9月13日(金)より、さらに10月以降、全国の〈アルテック〉取り扱い店舗にて「カラリン」シリーズを発売します。

901 ティートロリー カラリン

ぜひこの機会に、日本の伝統技術により生み出される、有機的で鮮やかな色彩の「カラリン」シリーズを手に取ってみてはいかがでしょうか?

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】