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〈ユトレヒト〉でガラス作家・山野アンダーソン陽子の新作展覧会「With any luck」を開催
〈イケア〉限定ラグコレクション「IKEA ART EVENT 2019」が登場!
そんなふう 51

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そんなふう 51

元号が変わり、新緑が眩しい季節になった。10連休前半は自宅で過ごし、後半は実家で過ごした。近くに住む母側の祖母にも会いに行ったが認知症が進んでいるのか、私の顔を見ても名前で呼んでくれない。娘の顔を見てもひ孫だとは認識できていないようだ。父側の祖母も晩年認知症で、甥っ子に会うたびに、この子はどこの子やったかな?と言っていた。家族のなかでも新顔は覚えられないのだろう。でも母側の祖母は自分がいろいろと覚えていないことを見せないようにしているようで、この子はどこの子だろうと思っても言わないようにしているみたいだった。それでも娘のためにお菓子を出してきてくれたりして、もてなしてくれた。 娘が毎日成長して、少し前に着ていた服がすぐに小さくなったりするのだから、祖母の認知症が進むのも仕方がないのかもしれないが、やはり目の当たりにすると寂しいような気持ちになる。5年前、東京の自宅に遊びに来てくれたときはもっと元気で生気があった。一緒に千葉の老人ホームにいる祖母の姉を訪ねて、半分向こう側にいるような状態だった姉に、しっかりしな!と大声で呼びかけていたのに。数ヶ月後に姉は亡くなり、そのとき一緒に励ましていた彼女の妹も少しして亡くなった。あれから自分は結婚、出産と大きな出来事が続いたが、祖母はゆっくりと確実に年を重ねて、ひとまわり小さくなった。 子供の5年の変化も大きいが、老人の5年もそうだ。あのとき、しっかりと意思を感じる眼差しで、途切れずに妹とのおしゃべりを楽しんでいたけど、いまは目の前にいても少し遠くにいるように感じる。あの日の祖母はもういないけど、それでもいま生きて娘と話している姿が見られるだけで嬉しい。こうして人が年をとるということを見せてくれることも祖母の役割なのであって、そうやって巡っていくのだ。可能性の塊である娘の姿と重なって、世の中の成り立ちと時間の流れを、強く感じるのだった。

2019.05.14
〈HAY TOKYO〉で企画展「叢の植物展」を開催、〈叢〉店主・小田康平が集めた個性豊かな植物を紹介
〈GALLERY A4〉で「EAMES HOUSE: DESIGN FOR LIVING イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン」展を開催
〈TOMORROWLAND BOYS&GIRLS〉期間限定のPOPUP開催!
〈Ginza Sony Park〉で食物を育てるプログラム「#007 eatrip city creatures」を開催
47都道府県の子どもたちへのものづくり [中部エリア]
〈ダッドウェイ〉北欧デンマーク生まれの「メイレグ」登場!
〈GapKids〉大人気「フリッピーコレクション」の新作登場!
〈CIBONE Aoyama〉で子どもの夢をテーマにした「KODOMO CIBONE」を開催
〈H&M〉アーティストのケイト・モーガンとコラボしたキッズコレクション登場!
第28回:salviaデザイナー セキユリヲより<br />我が家の家事のバランスは、気持ちの上では夫婦で半分ずつ。
47都道府県の子どもたちへのものづくり [関東エリア]
〈CONVERSE TOKYO〉×〈TEG TEG〉ファミリーで楽しめる新ライン誕生!
〈BRITISH MADE〉期間限定! 「HUNTER」&「LAVENHAM」のPOP UP開催
そんなふう 50

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そんなふう 50

ちょうど桜が満開の時期に自分の誕生日を迎えられることは、なかなかいいものだな、と47回目の誕生日を迎えた日にようやく思えた。外に出かけるとあちこちに桜をはじめ、色とりどりの花々を目にし、生まれてきたことを祝福されているかのようだ。小学生の頃、誕生日が春休み中だということもあり、終業式の前にお誕生日会するから来てね、と言ったつもりが、うまく伝えられてなかったようで、当日誰も来なくて猛烈にかなしかったという思い出がある。   その上学年で最初に年上になることがなんとなく損な気がしていたから、春生まれが嬉しいと思う自分に、いつのまにか年を重ねたことを実感する。47回目、と字にすると、なんだか改めてはっとする。自分が47歳なんて。約40年前の同じ日にパーティの準備をしてくれた母に申し訳なく、かなしい気持ちになったことを、いまもありありと覚えているのに。以前母が自分の顔、鏡で見たらぞっとするねん、シワだらけで、、と言ったので、いま自分が70歳過ぎてるとか信じられへんの?と聞いたら、まさか自分がこんなトシになるなんてなあ、と苦笑いしていたことを思い出す。まさに自分も、まさか47歳なんてなあ、だ。   前日から東京で仕事の打ち合わせがあったし、当日の夜は友人が誕生日会を開いてくれるということもあり、数日東京で過ごした。午前中、保育所を休ませていた娘は暇を持て余していたので、近所の公園でしばらく遊んでから園内の桜を眺めつつ散歩し、駅前のチェーン店の寿司屋でランチすることにした。子供連れでも気軽に入れるし、なんとなく誕生日だから寿司、という気分だったのだ。ランチセットを一つと娘用に納豆巻きを注文したあと、誕生日だしやっぱりビール飲もう、と思い、店員さんを呼び直し、グラスビールひとつ、と追加注文して娘と乾杯した。ビールを一口飲みながら、娘と誕生日をこんなふうに過ごせるのか、と思うと40年経ってあの日の誕生日会のことがなんだか帳消しになったような気がしたが、思えばこれだけじゃなく、娘が生まれた時点で過去のさまざまなつらい思い出はすべて帳消しどころかプラスになっているのではないか。晩婚で子供を授かる可能性は随分低かったけれど、無事に子供が生まれたあと、久しぶりに会った友人に、いやあ、よかったなあ、満塁サヨナラ逆転ホームランやなあ、と彼独特の言い回しでお祝いされたことがある。そのときは苦笑したが、自分の年齢を考えると、まさに最終回裏に奇跡が起こって全部ひっくり返ったかのようだ。それは勝ち負けという意味ではなく、ただ光が射したのだ。娘が光を連れてきて、それまで固まっていたものが水になり、強い光に照らされて蒸気になって空に帰ったかのような、そんな感じなのだった。  

2019.04.26
〈MOONSTAR Factory Ginza〉で展示イベント「NO XX NO LIFE」を開催、エイドリアン・ホーガンのイラストと音楽で00年代ファッションを振り返る

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
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