アート&カルチャー

「横浜美術館」が自宅から楽しめるアートプログラム「オンラインで楽しむ!エデュケーション・チャンネル」を開設!
2020年9月
これからの本の楽しみ方を、福音館書店『母の友』編集長と考える【後編】
雑誌『MilK JAPON』(2020年秋冬号)は10月12日発売!
ソフィア・コッポラ最新作『オン・ザ・ロック』をFasuファミリーが見るべき理由
「モレスキン」×6人のアーティスト。創造性を刺激するコレクションが誕生!
【PARIS/From GAELLE】パリのママンGAELLEが綴るアートなライフスタイル ジャーナル Vol.5
『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』が警鐘を鳴らす、無防備な10代とソーシャルメディアとの付き合い方
2020年8月
写真とともに綴る命の記録。写真家、田尾沙織『大丈夫。今日も生きている』
映画『mid90s ミッドナインティーズ』から見る、子育て考。思春期の子どもの居場所をどう見守るか。

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映画『mid90s ミッドナインティーズ』から見る、子育て考。思春期の子どもの居場所をどう見守るか。

今、最も勢いのある映画製作会社といえば「A24」だ。アカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』(2016)をはじめ、『レディ・バード』(2018)、『ミッドサマー』(2019)など、若手の才能ある監督を起用し、みずみずしい感性で作られた多くのヒット作を送り出してきた。   そんな「A24」の最新作が、『mid90s ミッドナインティーズ』である。90年代への愛と夢が詰まった青春映画だが、思春期まっただ中の主人公から覗き見る世界はあまりに儚く現実的で、複雑な思いに包まれるだろう。   主人公のスティーヴィーは13歳。屈強な兄にいつも打ちのめされ、早く大人になりたいと願っている。ある日、街のスケートボードショップに集まるイケてる少年たちに憧れ、お店に入り浸るようになる。自分のスケートボードを手にし、立ちションにタバコ、子どもだけでのドライブなど、仲間たちとの時間に魅了されていく。 スケートボードショップで出会う4人の少年が、実に個性豊かで魅力的だ。スケボーの腕前はプロ級で、人望が厚いリーダー格の黒人青年。裕福でスケボーも上手いが、自堕落な暮らしを送るやんちゃなプレイボーイ。学がなく仲間にバカにされながらも映画監督に憧れる貧しい白人少年。親から暴力を受けている下っ端キャラの移民の子など、人種も年齢も家庭環境も異なる彼らだが、「スケボー」を共通言語に、大人にも誰にも邪魔させない唯一無二のチームを築いている。スティーヴィーは、そんな彼らから“サンバーン”というニックネームを付けられ、次第に交流を深めていく。   彼らの会話の中で、印象的なセリフがある。「自分の人生は最悪だけど、他の人に比べたらマシだ」。90年代のロサンゼルス、多様な人種やステータスの人が住むこの場所には、貧困や格差、暴力が溢れている。すべての人が満たされた幸せな暮らしをしているわけではなく、10代にして「下を見ることでなんとか正気を保っている」と考えている姿に、厳しい現実を知らされる。

2020.09.08
【PARIS/From GAELLE】パリのママンGAELLEが綴るアートなライフスタイル ジャーナル Vol.4
川内倫子の新作写真集『as it is』。刊行記念の個展も開催
『アンオーソドックス』が描く、女性の人権と自立。 社会慣習の裏にある「犠牲」について思いを馳せる。
絵本で触れよう、STEAMの世界!【2歳〜向け絵本ガイド】
「イエローコーナー」のアート写真でインテリアをアップデート。話題の1枚をオンラインで
2020年7月
絵本で触れよう、STEAMの世界!【年中〜小学生向け絵本ガイド】

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第1回:多様な生き方、暮らし方
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第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】