DATE: 2017.06.19

〈PETIT BATEAU〉×〈DEYROLLE〉のカプセルコレクションが登場。コラボレーションを記念したキッズイベント「イマジネーション航海(クルーズ)」をレポート。最後に豪華プレゼントも!

パリの老舗標本屋である〈デロール社〉は、動物・植物の図版入り教育ボードが世界的に有名であり、1831年創業以来『教育』という使命に忠実であり続けています。一方、子ども服を代表するブランドである〈プチバトー〉は、環境に与える影響を最低限に抑えるように配慮しながら、将来子どもたちが受け継ぐ地球の環境に対する責任を常に意識しています。
今回2つの企業の共通する想いによって、コラボレーションコレクションが誕生。〈デロール社〉の教育用ボードから図柄を採用したアイテムが6月2日より販売中です。先日の5月29日には今回のコラボレーションを記念して、国立科学博物館でキッズイベント「イマジネーション航海(クルーズ)」が開催されました。

場所は国立科学博物館。入ってすぐに大きな恐竜がお出迎え。子どもたちの興奮は高まります。

〈デロール社〉のオーナー兼社長である、ルイ・アルベール・ド・ブロイ氏が来日。彼自身が子どもたちに話します。

説明後、お父さん、お母さん達は違う会場へ。

子どもたちだけで探検へ出発。国立科学博物館の中を探検しながら、用意されたスポットで自分たちが使いたい素材を収集します。

この素材がいったい何になるのでしょう?

好きな素材を自分たちのバッグに収集し、最後のスポットへ。

ここで、収集してきた素材を使い、イマジネーションを駆使して自分だけのオリジナルの“希少動物”を作ります。

それぞれ好きなように動物を作り上げていき、「私のは飛べるウサギだよ」「これは世界一へんてこな生き物なんだ」「へんてこっていいね!」など話しながら、作っていきます。

自分だけのオリジナルの『希少動物』を作ることで、希少動物を守るために出来ることを学び考えることが出来るワークショップ。

 

 

Q. 今回のコラボレーションのキッカケと想いを教えてください

「今回は2つの伝統ある会社のコラボレーションです。〈デロール社〉は1831年の創立以来、国を超えた普遍的な言葉を作ろうと試み、それによって全世界で使われている図表を作り上げました。

2006年から新しい未来へ向けたプロジェクトをスタートしました。そのミッションは『自然保護』。『nature』『art』『education』を3つの柱として考えています。この3つの柱を基に、次世代に何を伝えていけるか。その発信として、様々なアーティストや企業とコラボレーションしています。

コラボレーションをする時には、必ず同じ価値観を共有している相手であるということを大事にしています。〈プチバトー〉は、伝統もあり、子ども服に使うコットンを作る過程の中で環境や社会的にとても責任を持ち、労働者に対しても正しく関わってきた会社だと思います。そういった〈プチバトー〉という会社へのリスペクトと、2つの会社が共通の価値観を持つことによって、今回のコラボレーションが実現しました。

2つの会社で何が出来るか考えた時、『nature』『art』『education』という3つの柱を基に進められました。そこからはスムーズに進み、サイ、オウムなどの希少動物・希少植物をモチーフとして服にプリントすることになりました。このアイテムを着ることで、親子の会話のキッカケとなり、絶滅を防ぐ為の小さなキッカケになったらと願っています。ラッピング用の箱にもこだわっており、使い捨てではなくまた別の用途でも使えるような箱になっています。使い捨てのものを作らないというのも大事です。

また、着るものがただのファッションではなく、自分の思想を表現する媒体になるんだということも伝わるといいと思っています」

Q. コラボレーションだけでなくキッズイベントも実現しましたが、どうでしたか?

「まず、スタッフの方々の素晴らしい力量にとても驚きました。そして、子どもたち。子どもの目を見たらわかります。クリエイティブな部分がとても刺激されていたと思います。

美しいことに対して驚き、想像し、何かを作りたいという欲をうまく刺激できたワークショップになったと思います。想像も大事だけれども、守っていくことも大事。その両方を実現来たのではないでしょうか」

Q. また、ブロイ氏は『トマト王子!』としても知られているそうですね。

「私は700近くのトマトを自分の城で育てているのですが、当初は周りからは『何でトマトばかり育てているのか?』と奇異な目で見られることもありました。しかし育てているうち、産業側がトマトの多様性に驚き、商品化などにも繋がるようになりました。

彼らが驚いたトマトの多様性は、要するに自然の多様性ということ。掛け合わせて新品種を生むのではなく、元々ある種類や手法によって現代の質の良い食べ物を生むことが出来る。自然を観察することで、新たな発見があり、それによって食の安全をアプローチすることが出来るんです。

何故トマトなのかって? トマトは育てやすく、色・大きさ・味も様々だからです。その場ですぐ食べることも出来るしね(笑) トマトはあなどれないんですよ」

Q. 最後に、来日は3回目ということですが、日本の好きな場所はありますか? 

「直島です。最初に日本に伺ったのは宗像フォーラムに招いて頂いた時で、直島に滞在しました。その時にとても印象的だったので、気に入っています。

日本から持って帰りたいのは、『伝統の精神』。何かの物ではなく、精神を持って帰れたら1番素晴らしいですね」

今回は特別に〈プチバトー〉カプセルコレクションの中から、お父さんと子どもが一緒に楽しんでもらえるようにと、大人サイズと子どもサイズをセットにしました。さらに、〈デロール社〉から、動物の図版「L’ imagier Deyrolle」(フランス語)もつけて、MilK JAPON会員1名様にプレゼント!ぜひご応募ください。

応募締切:7月9日(日)】

Left:マリニエールプルオーバー(6〜12歳) ¥7,800 Right:メンズマリニエールプルオーバー(Mサイズ) ¥12,000

〈プレゼント内容〉

マリニエールプルオーバー2枚セット(メンズ1枚、キッズ1枚)

+動物の図版「L’ imagier Deyrolle」(フランス語) 【1名様】
プレゼント応募はこちら

 

※本プレゼントキャンペーンはMilK JAPON MEMBERS の方のみがご応募できます。まだ会員でない方は、下記より会員登録後、改めてご応募をお願いいたします。

MilK JAPON MEMBERS 登録はこちらから
*MilK JAPON MEMBERS について

LATEST POST 最新記事

第1回:多様な生き方、暮らし方
ARTICLES
第1回:多様な生き方、暮らし方

閃いたのは、新しいクリエイティブのヒント? それとも週末のパーティのアイデア?……ホームオフィスを舞台に、生き生きと働くこの女性。実は『Fasu』のファミリーを想定しながら最新のテクノロジーによって生み出されたデジタルヒューマンです。揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事に家事に家族とのクリエイティブな毎日を楽しむ『Fasu』的な暮らしを送る母親像をあらゆる面からキャラクタライズして生まれたこの女性は、私たちが生きる、ほんのちょっと先の未来を想定して生み出されました。 コロナ禍をはじめ、混乱する社会情勢、テクノロジーの急激な進化と未知の世界を歩む私たちですが、このデジタルヒューマンが暮らすちょっと先の未来では、果たして私たちは、どのような家族のかたちを求めて、どのように暮らしているのでしょうか。そんな未来の家族のあり方を、グローバルイノベーションデザインスタジオ「Takram」でデザイン、アート、サイエンスほか多岐の分野に亘ってデザインエンジニアを務める緒方壽人さんに3回にわたってお話を伺います。第1回目である今回は、家族での長野県・御代田への移住と、10年来続けてきたというオルタネティヴな暮らし方にいて訊ねました。 これからの人間とテクノロジーのあり方や共生を探る『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』(BNN刊)。その著者でもある緒方壽人さんは、この本の中で、「ちょうどいいバランス」を探すことの大切さについて触れています。 「暮らし方や家族のあり方は多様で、未来に何かひとつの理想形があるとは思いません。ですから今日お話しできることは、僕自身の家族のことや、これまでの経験から考えていることでしかないのですが……」 そう前置きしながら、控えめに、ゆっくりと話し始めた緒方さん。その穏やかな様子は、移住先である御代田の空気をそのまままとっているかのようでした。   〜〜 中略 〜〜 WHAT’S DIGITAL HUMAN? 揺るぎない自分らしいスタイルを持ち、仕事、家事、そして家族とクリエイティブな毎日を楽しむ女性。本記事トップビジュアルとして登場したこのモデルは、先述のように『Fasu』ファミリーの母親像を、顔立ち、ヘアスタイル、メイクアップ、スタイリング、さらにはライフスタイルに至るまであらゆる角度とディテールからキャラクタライズし、生み出されたデジタルヒューマンです。 最新鋭のテクノロジーを用いて生み出されたこのデジタルヒューマンは、東映デジタルセンター「ツークン研究所」、及び『Fasu』を擁する私たちアマナにより「企業広告や、ファッションカタログ、またメディアにおけるモデル使用における様々な課題解決」を目的として開発されました。 このバーチャルモデルを用いることで得られるメリットは1. 人種、人選、肖像権問題にまつわるリスク回避 2.使用期限や版権の制限フリー 3.リモートによる発注から納品 4.インナーブランドの統一化 5.CGによる表現可能領域の拡大……ほか多数。コミュニケーション及びコスト、クオリティなど、モデル使用のあらゆるフェーズで生じるデメリットをミニマムにし、モデル表現の可能性を大きく広げていきます。 デジタルヒューマンが描き出す、新しいモデルのあり方と可能性、そして未来にご期待ください。 問い合わせ先:

2022.11.17
エルゴベビーの抱っこひも「ADAPT」がリニューアル発売。アップデートした機能を解説
動物園、博物館、美術館…。9つの施設でシームレスにクリエイティブな体験ができる「Museum Start あいうえの」とは
圧倒的な高級感で魅了。黒川鞄工房の「シボ牛革」ランドセルシリーズに新色が登場【2023年ラン活NEWS】