豊かな色彩の現代アートを堪能! ポーラ美術館の岡田杏里「Soñar dentro de la tierra / 土の中で夢をみる」展
「Soñar dentro de la tierra / 土の中で夢をみる」展では、日本とメキシコを拠点に活動し、現実と幻想、現代性と土着性など、相反する要素を鮮やかな色彩で表現するアーティスト、岡田杏里氏の作品を紹介。
メキシコやグアテマラへの留学を経て、訪れた土地の文化や風習、非日常の風景、先住民の神話や詩を行き来しながら作品を描くようになったという岡田氏。「土の中で夢をみる(= Soñar dentro de la tierra)」という展覧会のタイトルは、先史時代から育まれた豊かな文化の残るメキシコでの滞在を通じて、作家自身のテーマが迎えた新たな展開を示しているという。
見どころは、縦75cm×横75cmのカンヴァスを33点ほど組み合わせた壁画のインスタレーション。およそ縦3m×横10mもの大きさに及ぶ壁画では、メキシコの地で着想を得た幻想的な森を舞台に、植物や生物、そして人間の形象が交錯する作品となっている。
そのほか、絵画作品や立体作品も登場。風土や環境、すなわち自然と生命との関係をテーマに、現代社会への危惧や自然との向き合い方を問いかける作品を通して、観る人の心に眠る原始的な感覚が呼び起こされる感覚を親子で楽しんでみては。
※開催の状況はお出かけ前にご確認ください。
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