「瀬戸内国際芸術祭2019」が開催中!多彩なアートを通して、島の自然や文化、歴史などを体感
“海の復権”をテーマに、美しい自然とそこで暮らす人々が共生してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上すべての地域の「希望の海」となることを目指す「瀬戸内国際芸術祭」。12の島と2つの港を舞台に、島巡りをしながらアートを楽しめる地域性を生かした芸術祭として人気を博しています。春・夏・秋と会期ごとに公開される島が異なり、夏会期は直島・豊島・女木島・男木島・小豆島・大島・犬島・高松港周辺・宇野港周辺での鑑賞が可能です。
親子で楽しめる作品や施設も多く、草間彌生の代表的な「赤かぼちゃ」(直島)や、オリーブの葉の王冠のオブジェから美しい海を眺められる「太陽の贈り物」(小豆島)など、子どもが興味を持ちやすい作品も多数展示。海外でブームとなっている「盆栽」をテーマにした「BONSAI deepening roots」(女木島)や、古民家の一室に瀬戸内海を連想する光と巨大タコの映像が幻想的に広がり、まるで“瞑想空間”を作り出す「うちの海 うちの見」(男木島)など、家族の会話の話題になりそうなユニークな作品も登場します。さらにMilK読者におすすめしたいのが、ガラスハウスを中心とした約4,500㎡の土地を再生し、島の風土や文化に根ざした植物園を展開する「犬島 くらしの植物園」(犬島)。単に見学するだけでなく、島の方に植物を生活に活かす知恵を教えてもらいながら、ワークショップなどを通じて自然と共生する歓びを体験できる施設となっています。
豊島には〈ミナ ペルホネン〉のデザイナー・皆川明が手がける宿「ウミトタ」もあるので宿泊を検討している人はこちらも必見。また夏会期中は、タコ壺への絵付け体験(男木島)や凧への絵付け体験(豊島)、島ネコのお面作り、お守り作り(女木島)など、親子で参加できるワークショップも実施しています。アート鑑賞、ワークショップ、島観光と普段では味わえない体験ができる「瀬戸内国際芸術祭」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。