DATE: 2019.05.23

〈サントリー美術館〉と〈nendo〉の共同企画「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」展が開催

〈サントリー美術館〉と、佐藤オオキ率いるデザインオフィス〈nendo〉による共同企画展、「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」が開催。

「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」展は、〈サントリー美術館〉と佐藤オオキ率いるデザインオフィス〈nendo〉が共同で企画・展示デザインを手がける、日本美術を紹介する展覧会。美術作品を見る際に、「作品の背景にある製作過程や作者の意図、想いなどを知ることで生まれる感動」と、「理由もなく心が揺さぶられる感動」の2種類の感動があると仮定し、前者を「information(左脳的感動)」、後者を「inspiration(右脳的感動)」と考え、同一作品を2つの視点から鑑賞できる内容となっています。

会場には「information」と「inspiration」の2つの展示空間の狭間に、〈サントリー美術館〉が所蔵する約3,000の作品の中から選ばれた27作品を配置。2つの感動が行き来できる空間が広がります。さらに展示会場の中間に位置する吹き抜け空間には、日本美術と関係の深い「四季」をテーマに、〈nendo〉が特別に製作した映像作品「uncovered skies」も登場。

本展では、左脳的な美意識と右脳的な美意識に優劣をつけるのではなく、2つの視点を意識的に切り離すことで、そこから抜け落ちた価値や重複した要素、そして浮かび上がる多くの矛盾に気づくことを意図しているとのこと。これまで気付くことのなかった自分自身の左右脳の間に存在する意識や価値観を、ぜひ発見してみてはいかがでしょうか。

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