フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルト（1898-1976）。個人邸宅から公共建築までを手掛け、家具、壁面タイルやドアノブに至るディテールへのこだわりも徹底していたことで知られています。現に、アームチェアやスツール、照明器具、流線形のガラス器など、アアルトが手がけたプロダクトデザインは、今やフィンランドデザインのシンボルといえるほど世界中で親しまれています。

本展はヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館の企画による国際巡回展。ドイツを皮切りに、スペイン、デンマーク、フィンランド、フランスの各国で開催され、日本においては20 年ぶりとなる個展です。会場では、オリジナルドローイングや家具、照明などのプロダクト、さらにアアルトの建築をおさめた撮り下ろし写真を展示します。

人々の暮らしをより豊かにしたいというヒューマニズムの考えに基づきながら、フィンランドの豊かな自然のなかに見出した有機的なフォルムを取り入れたアアルトのデザイン。彼のデザインに触れると、周囲の環境との親和性や、空間と光の調和のなかに、「もうひとつの自然」のような存在を感じ取ることができます。本展を通じて、アアルトのデザインから、普段の暮らしを豊かにするきっかけが得られるかもしれません。

本展の招待券をMilK会員の皆様の中から5組10名様にプレゼント！ぜひふるってご応募ください。