「氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。―― 最果タヒ 詩の展示」開催
横浜美術館で開催される、有望な若手アーティストを紹介するシリーズ、「New Artist Picks(NAP)」。今回、詩人の最果タヒ(さいはて・たひ)を取り上げることが決定しました。
最果タヒは、言葉を用いて多種多様な表現活動をおこなう作家。中学生の頃からウェブ上で言葉を発表し始め、その後2007 年に第一詩集を刊行。詩壇から高い評価を得る一方、インターネットやSNS を通した活動により、それまで詩に親しむことのなかった層をもファンに取り込み、大きな注目を集めています。
本展は、作家にとって美術館での初の個展。今回、新作のインスタレーションとして、作品と鑑賞者が相互作用的に響きあうことを重視する作品「言葉を体感する」を発表。最果タヒの小説の装丁を手掛けたこともあるデザイナー佐々木俊とのコラボレーション作品となります。
鋭い感性で私たちの日常を揺さぶる言葉たち。今注目の若手作家による初個展を、ぜひお見逃しなく。