DATE: 2021.10.25

特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」が国立科学博物館で開催中! 古代エジプト人の暮らしを楽しく学ぶ機会に

世界最大中の古代エジプトコレクションを所蔵するイギリスの大英博物館より、貴重なミイラや遺物が集結する特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」。最新技術で解き明かされた古代エジプト人の暮らしには、新たな発見がいっぱい!

古代エジプト文明の研究でも世界を牽引し、歴史の殿堂として知られるイギリスの大英博物館。その研究成果を紹介するべく、国立科学博物館で開催中の本展では、選りすぐりの6体のミイラが登場。それぞれのミイラを最新のCTスキャンを用いた画像解析によって、外側からはうかがい知ることのできないミイラの謎を解き明かし、古代エジプト人の生き様や文化を紐解いていく。

アメンイリイレトの内棺と、ミイラのCTスキャン画像から作成した3次元構築画像
末期王朝時代・第26王朝、前600年頃、大英博物館蔵、
© The Trustees of the British Museum
アメンイリイレトの内棺と、ミイラのCTスキャン画像から作成した3次元構築画像
末期王朝時代・第26王朝、前600年頃、大英博物館蔵、
© The Trustees of the British Museum

登場する6体のミイラは、王家の所領を管理する役人、代々続く名家の神官、既婚女性、幼い子どもと、年齢や性別、社会的立場や暮らしていた時代もさまざま。彼らがなぜミイラとして残されたのか? 会場では、 CTスキャン画像をもとにした高精度の映像や、「食」「健康」「音楽」「家族」などのテーマに沿った展示物を交え、各ミイラの6つの物語として展開していく。

ジェドバステトイウエフアンクのカノポス壺
前380~前343年頃、大英博物館蔵、
© The Trustees of the British Museum
ジェドバステトイウエフアンクのカノポス壺
前380~前343年頃、大英博物館蔵、
© The Trustees of the British Museum

また、神々の像やミイラ作りの道具は、古代エジプトの信仰や死生観を垣間見せる一方、女性の装身具や子どものおもちゃなどからは、今も昔も変わらない人々の暮らしを垣間見ることができる。ただミイラや遺物を鑑賞するだけでなく、「古代エジプトの人々もおしゃれだったんだ!」、「こんな風に遊んでたんだ!」と、子どもたちの想像を掻き立ててくれる展示が満載!

黄金のカルトナージュのミイラマスク
前100~後100年頃、大英博物館蔵、
© The Trustees of the British Museum
黄金のカルトナージュのミイラマスク
前100~後100年頃、大英博物館蔵、
© The Trustees of the British Museum

さらに、2019年に日本の調査隊が発見し、現在も調査が続いているサッカラ遺跡のカタコンベ(地下集団墓地)を実寸大の部分模型で再現するなど、日本独自の展示も登場。ミイラを通して、当時の人たちの暮らしを楽しく学ぶことができる展覧会。ぜひ親子で訪れてみては。

※緊急事態宣言発令に伴い、イベントの開催状況は変更の可能性があります。
開催の状況はお出かけ前に「公式サイト」にてご確認ください。

※お出かけの際は密を避け、施設が定める新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に従いながら、楽しく遊びましょう!

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