日本人の感性、美意識を親子で磨く、サントリー美術館の「刀剣 もののふの心」
1961年の開館以来「生活の中の美」を基本理念とし、歴史に名を連ねる武将に関連する美術や史料を多数展示してきたサントリー美術館。なかでも、刀剣や甲冑武具には、武家の人生や暮らしにおいて大切されてきた洗練された機能と美しさが息づいており、開館60周年を記念する展覧会「刀剣 もののふの心」では、刀剣文化の奥深さや、武家の心に培われた凛々しい美意識を紹介する展覧会となっている。
会場には、京都や近畿を中心に、由緒正しい神社や崇敬を集めてきた寺院に奉納され、伝来した貴重な刀剣が集結。それぞれの刀剣には、所持した武将とその英雄譚、鍛え上げた刀工、守り伝えた人々などについて、様々な伝承が大切に受け継がれており、刀工の優れた工芸技術と武家の美意識を垣間見ることができる。
さらに、戦に赴く武家のいでたちを、臨場感あふれる主要な合戦絵巻や屛風で紹介するほか、調馬や武術の鍛錬など、日々の暮らしぶりなどにも着目し、武家風俗を描く絵画や史料も展示される。多文化、多様性の時代において、忘れてはならない日本人の美意識。その感性を、美しき刀剣や武士の暮らしぶりを通して、親子で磨いてみては。
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