創造・想像することは生きるよすがになる。そんなアートの持つ力を教えてくれる展覧会
東勝吉(1908-2007)、増山たづ子(1917-2006)、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田(1934-2000)、ズビニェク・セカル(1923-1998)、ジョナス・メカス(1922-2019)の5人の表現者たちの作品を紹介する「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」。
彼ら5人の生涯に共通するところはほとんどないにも関わらず、その異なる生き様から生まれた作品のアンサンブル―絵画、彫刻、 写真、映像―には、「記憶」という言葉から導かれる不思議な親和性を感じることができる。
絵を描きたい、写真に残したい、祈りのためにつくりたい。ただただ純粋に“生きるよすが”として制作された彼らの作品からは、表現に向けた純粋な情熱をダイレクトに感じることができ、観る人を魅了するものばかり。
創作活動により、自らの障壁を展望を可能にする橋へと変えていった彼らの作品は、コロナ禍で日常が様変わりした私たちに、創造や想像は決して不要不急ではなく、生きる糧になる、というアートの持つ力を気づかせてくれるはずだ。
創造・想像する力を持つことで、人生の困難も乗り越えることができる。そんな会話を親子でしながら、5人の作り手たちの作品を楽しんでみてほしい。
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