子ども達の心模様を表現した作品に触れられる「MAMプロジェクト029: オスカー・ムリーリョ」
「MAMプロジェクト」は、森美術館が世界各地のアーティストと実験的なプロジェクトを行うシリーズ。本展のための新作、パフォーマンスやワークショップなど、展覧会という形式に限定されない多様な現代アートのかたちを紹介している。
現在開催中の「MAMプロジェクト029: オスカー・ムリーリョ」では、絵画、ドローイング、版画、本、彫刻、映像、インスタレーション、ライブイベント、共同プロジェクトなど多様な手法を用いて作品を制作するオスカー・ムリーリョ(1986年コロンビア、ラ・パイラ生まれ)のアートプロジェクトを紹介。
10歳から16歳の子どもを対象にムリーリョと政治学者のクララ・デュブランが世界各地の学校で実施しているアート・プロジェクト「フリクエンシーズ(周波)」(2013年~)は、数ヵ月間にわたり、学習机に張られたキャンバスに生徒が自由に思いついたことを描き、日々の痕跡を残していく、というもの。
本展では、2020年9月から東京都港区の小中学校で実施されている「フリクエンシーズ(周波)」の成果に加えて、コロンビア、インド、中国、米国、インドネシア、レバノン、ケニアの子供たちによるキャンバスと、ムリーリョの絵画を展示。
思春期の子ども達の心が描かれた作品たちは、観る人の心に響くものばかり。
「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」とともに、アートの持つ力とさまざまな表現の形にぜひ触れてみてほしい。
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